AMD Ryzen 7 3700X 設定
AMD Ryzen 7 3700X搭載の新メイン機@自作PCですが、BIOSなど特に何も設定しないデフォルト状態で起動するとアイドル状態にも拘わらずCPUコア電圧が頻繁に1.4Vを超えてしまいます。
その結果消費電力やCPU温度が高くなってしまい、アイドル状態でCPU温度は50℃を超えてしまいます。
と言うことで、今回はAMD Ryzen 7 3700Xの設定を、消費電力と発熱を抑えた方向で行ってみました。
Dual Intelligent Processor 5を使って軽くオーバークロック
先ずは、試験的にASUSソフトウェアの「AI Suite III」内のユーティリティー「Dual Intelligent Processor 5」を使って軽くオーバークロックして安定させてみました。
オーバークロックと言っても方法としては簡単です。
最初に「Dual Intelligent Processor 5」を含む「ASUS AI Suite III」をインストールし“5-Way Optimization”のボタンを押します。
ページが切り替わると、“Fast Tuning”と“Extreme Tuning”2種類のオーバークロックの選択が有るので、安全域でのオーバークロックとなる“Fast Tuning”を選択して実行させます。
後は数分待てば完了です。
今回のオーバークロックの結果は「OVERCLOOCK 5%」となりました。
「OVERCLOOCK 5%」の設定値は、CPUの動作周波数は3.8GHz、CPUコア電圧は1.25V固定となり、1.4Vを超えることが無くなり安定することができました。
アイドル状態のCPU温度は45℃~48℃を推移するまずまずの状態となりました。
しかし、これは少しだけですがオーバークロックされている状態なので、自分の本意ではありません。
ASUS ROG STRIX B450-I GAMINGのBIOS設定
そこで「Dual Intelligent Processor 5」は一旦アンインストールして、『ASUS ROG STRIX B450-I GAMING』のBIOSで設定してみることにしました。
今回下記のようにBIOS(Ai Tweakerページ)を設定してみました。
Ai Overclock Tuner | D.O.C.P. Standard |
D.O.C.P. | D.O.C.P DDR4-3200 16-18-18-38-1.35V |
APU 周波数 | 100.0000 |
Performance Enhancer | 自動 |
CPU Core Ratio | 36.00 |
Performance Bias | 自動 |
メモリー周波数 | DDR-3200MHz |
FCLK Frequency | 自動 |
Core Performance Boost | 自動 |
SMT Mode | 自動 |
TPU | Keep Current Settings |
Precision Boost Overdrive | Disabled |
APU 電圧 | Offset mode |
CPU オフセットモード サイン | – |
– CPUコア電圧オフセット値 | 0.10000 |
CPU SOC Voltage | 自動 |
DRAM 電圧 | 1.35000 |
GLDO VDDG voltage | Auto |
1.05V SB 電圧 | Auto |
ブースト設定のCPB(Core Performance Boost)はオンにしていますが、簡易オーバークロックモード的なPBO(Precision Boost Overdrive)はオフにしています。
自分の使い方は高レベルの処理速度は必要ないので、CPB(Core Performance Boost)もオフにしても良いのですがとりあえず様子見でオンにしました。
CPUコア電圧オフセット値を「-100mV」に設定しており、これによりCPUコア電圧は1.1Vから-100mvを差し引いて1.0Vで推移しています。
これらの設定を行った以降は、室内温度25℃の状態の時、アイドル状態のCPU温度は34℃~38℃を推移するようになりました。
今後使っていくうちに何か問題が有れば再度調整設定を行うのですが、この設定でも自分の使用に十分熟すことが出来れば、改めてブースト設定のCPB(Core Performance Boost)を確認したいと思います。
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