【レビュー】クリエイティブメディア Creative Pebble Pro
現在メインPCで使っているスピーカーは「Logicool スピーカーシステム Z623」です。
「Logicool スピーカーシステム Z623」は、2.1chスピーカーのサテライトスピーカー(L)(R)とサブウーハーと言う構成になっています。
この「Logicool スピーカーシステム Z623」は購入した訳では無く、その前に使っていたLogicoolのスピーカーが保証期間内に故障したため、その代替品として送られてきたスピーカーになります。
「Logicool スピーカーシステム Z623」の音は良いのですが、パソコンデスク下に設置しているサブウーハーが結構邪魔なのとBluetooth接続が使えず入力端子の数も少ないので、Bluetooth接続が使えて入力端子が多いコンパクトな2chスピーカー導入を以前から検討していました。
先日、クリエイティブメディアからPebbleシリーズ最上位モデルのコンパクトスピーカーが新しく発売されると言うことで、仕様を見る限り自分が求めていたスピーカーに近いため購入してみることにしました。
クリエイティブメディアの製品としてはヘッドホンとサウンドバーを使っていたり、昔からPCパーツとしてサウンドブラスターを使っていたので自分にとって信頼度の高いメーカーです。
今回購入したスピーカーは、クリエイティブメディアの『Creative Pebble Pro』になります。
なお、数量限定100台に『Creative Pebble Pro』での通話等に使える「マイク搭載 高性能バランスド アーマチュア ドライバー インナーイヤー イヤホン Aurvana In-ear2 Plus(非売品)」がプレゼントされる特典付きとなっています。
と言うことで、急いで『Creative Pebble Pro』発売直後の11月12日にクリエイティブストアに注文しました。
直販クリエイティブストアでの『Creative Pebble Pro』の価格は、8,900円(税込)です。
と言うことで、今回新たに購入した『Creative Pebble Pro』のレビュー記事になります。
なお、今回直販クリエイティブストアで購入しましたが、Amazon.co.jpでも『Creative Pebble Pro』の販売が開始されています。
Creative Pebble Proについて
『Creative Pebble Pro』の特徴は、
- 人気のUSB電源スピーカー PebbleシリーズのDNAであるUSB利便性や、オーディオがリスナーへダイレクトに伝わるようスピーカー ドライバーを45°の上向きに配置した特徴的な球形状のスピーカー デザイン、スピーカー背面に配置した大型パッシブ ラジエーターによる重低音の効いた奥行きのあるオーディオなどの特徴を受け継いで、オーディオ クオリティやスピーカー出力をアップグレードしたモデルです。
- カスタマイズ可能なRGBライティングを備え、パワフル高音質のUSBオーディオ/Bluetooth® 5.3 スピーカーです。
- 機能面でも進化したPebble ProはUSB DAC/ADCを内蔵しており、USB接続でオーディオ再生やマイク入力にも対応。PCやMacで劣化のないUSBデジタル オーディオを再生したり、ヘッドセット端子/マイク端子からの音声入力が行え、PCでのビデオ会議やボイス チャットにもご活用いただけます。
- また、Bluetooth® ワイヤレス接続にも対応しており、スマートフォンからのワイヤレス オーディオ再生や、お手持ちのイヤホン マイクやヘッドセットを利用した電話やボイス通話も可能です。もちろん、アナログ接続にも対応し、携帯ゲーム機やテレビなどのアナログ出力のオーディオも簡単に再生できます。
となっています。
『Creative Pebble Pro』の製品仕様は下記の通りです。
Creative Pebble Pro 製品仕様 | |
スピーカー構成 | 左右セパレート型 ステレオ スピーカー |
外形寸法 | 各スピーカー 約123 x 123 x 118mm |
重量 | 左スピーカー:約365g 右スピーカー:約415g |
スピーカー出力(総合) | USBバスパワー時:10W RMS/ピーク出力20W USB PD電源アダプター利用時:30W RMS/ピーク出力60W |
ドライバー | 2.25インチ |
周波数特性 | 80Hz~20kHz |
SN比 | >75dB |
再生モード | USBオーディオ、Bluetooth、ライン入力 |
Bluetooth | バージョン:Bluetooth 5.3 プロファイル:A2DP(ワイヤレスステレオBluetooth)、HFP(ハンズフリープロファイル) コーデック:SBC 通信距離:約10m(見通し距離) |
端子 | USBオーディオ入力(USB-C) USB PD電源入力(USB-C PD) 3.5mmステレオ ライン入力 3.5mm ヘッドホン出力/ヘッドセット入出力 3.5mm マイク入力 |
コントローラー/インジケータ | インジケータLED(右スピーカー前面) 電源/ボリューム ノブ(右スピーカー前面) Bluetooth ペアリング/ソース選択ボタン(右スピーカー前面) RGBコントロール ボタン(右スピーカー前面)/RGBリング(左右スピーカー底面) |
電源 | USB-Cポート:5V/2A USB-C PDポート:30W |
『Creative Pebble Pro』の詳細については、下記ウェブサイトでご確認下さい。
クリエイティブストアからCreative Pebble Proが届く
クリエイティブストアから『Creative Pebble Pro』が届きました。
無事、数量限定100台内で購入することが出来たようで「マイク搭載 高性能バランスド アーマチュア ドライバー インナーイヤー イヤホン Aurvana In-ear2 Plus(非売品)」も一緒に梱包されていました。
Creative Pebble Pro パッケージ
『Creative Pebble Pro』のパッケージで、オレンジカラーのアクセントがクリエイティブ製品を現しています。
パッケージの説明は全て英語表記となっています。
『Creative Pebble Pro』パッケージを開封していきます。
『Creative Pebble Pro』のパッケージ内容は、
- スピーカー(L)(R)本体
- USB Type-A – Type-Cケーブル 約1.5m
- USB Type-C – Type-Cケーブル 約1.5m
- 3.5mm AUXケーブル 約1.2m
- クイックスタートガイド
- ハードウェア保証書
となります。
クイックスタートガイドは、多言語仕様となっておりその中に日本語での説明も記載されており安心して使うことができます。
Creative Pebble Proをチェックする
『Creative Pebble Pro』をチェックしていきます。
これが『Creative Pebble Pro』のスピーカー(L)(R)本体です。
実は大まかな仕様だけを確認して、その他に関してはあまり確認せずに取り急ぎ購入したので、筐体のカラーはてっきり黒色だと思っていたのですが、実際に届いた『Creative Pebble Pro』を確認すると黒色ではなく濃い緑色でビックリしました。
スピーカー本体(L)です。
中央下にCREATIVEのロゴがプリントされています。
スピーカー本体(R)です。
スピーカー本体(R)に操作ボタンと各端子が備わっています。
中央のトグルボタンは、左右に回すことでボリューム調整を行うことができ、プッシュすることでソースの切替え(USBオーディオ→Bluetooth未接続→Bluetooth接続済→AUX)を行うことができます。
そのトグルボタン左側にLEDインジケーター、右側にBluetoothペアリングボタンとRGBコントロールボタンがそれぞれ備わっています。
スピーカー本体(R)の背面には、【3.5mmステレオライン入力】【USBオーディオ入力(USB-C)】【USB PD電源入力(USB-C PD)】の端子が配置されています。
また、側面下側には【3.5mmヘッドホン出力/ヘッドセット入出力】【3.5mmマイク入力】の2つの端子が配置されています。
スピーカー(L)(R)本体の底面です。
スピーカー(L)(R)本体の底面にはゴム状の滑り止めが施されており、設置時の安定性は問題ありません。
スピーカー(R)本体のゴム状の滑り止めには、メーカー名や型式、CEマーク等の規格認証マーク、生産国などの情報が記されています。
底面の周囲にRGBリングが配置されています。
スピーカー(L)(R)本体の背面側です。
背面下側からスピーカー(L)本体とスピーカー(R)本体を接続するケーブルが出ています。
スピーカー(L)本体とスピーカー(R)本体を接続するケーブルの長さは約1.8mで、このケーブルの脱着は出来ません。
スピーカー背面に配置した BassFlex技術の大型パッシブラジエーターが搭載されており、これにより重低音の効いた奥行きのあるサウンドを再生することができます。
なお、このパッシブラジエーターには、保護フィルムが貼られているので最初に剥がす必要があります。
『Creative Pebble Pro』をチェックした感想。
丸いデザインは可愛らしくてお洒落な筐体となっており、濃い緑とセンターキャップのゴールドカラーのマッチングは大変良いのですが、質感がプラスチックそのままなので安っぽさを感じてしまうのが残念なところです。
この辺りはもう少し高級感のある材質を採用したりと、もう少し工夫が欲しかったところでしょう。
Creative Pebble Proを設置する
設置するにあたって『Creative Pebble Pro』へ電源を供給するために、別途USB電源アダプターが必要となります。
「10W RMS」で使用する場合は10Wが供給可能なUSB-Cポートや、10Wが供給可能なUSB-C電源アダプター、または5V/2Aが出力可能なUSB-A電源アダプターが必要となります。
更に「30W RMS」で使用する場合は、30Wが供給可能なUSB-C PD電源アダプターが必要となります。
と言うことで、『Creative Pebble Pro』の実力を100%引き出すためには30Wが供給可能なUSB-C PD電源アダプターが必要となる訳ですが、30W USB-C PD電源は所有していなかったで、その代わりに所有していたAUKEYの20W USB-C PD電源アダプターを使うことにしました。
付属のUSB Type-C – Type-Cケーブルを使用してUSB-C PD電源アダプターとを接続します。
今回は、3.5mm AUXケーブルで『Creative Pebble Pro』とPCを接続してみました。
但し、PCとスピーカーの距離が長く、付属の3.5mm AUXケーブルの長さが約1.2mと短いため使えなかったので、家の中で眠っていたSONY製のAUXケーブルを使用しました。
『Creative Pebble Pro』を設置した状態です。
Creative Pebble Proの音質について
これまでのPC用スピーカーは主にBOSE製を多く使ってきたため、音質については正直そこまで期待をしていなかったのですが、実際に聴いてみると中域から高域に掛けて伸びのあるサウンドを奏でてくれて、スッキリと綺麗なサウンドで大変聴きやすいと言うのが印象です。
この聴きやすさの要因としては、スピーカードライバーが45°の上向きに配置されているお陰も有るでしょう。
但し、低音については、スピーカー背面に配置したBassFlex技術の大型パッシブラジエーターが搭載されているからと言って、この小型スピーカーから大きな期待はしない方が良いと思います。
それでもボリュームを上げると、しっかりとガンガン鳴らすことができ不安定要素は感じられません。
PCで使う場合、音楽の再生よりも聞き取りやすさを重視する方がよく、この辺りはクリアーな音声が出ていて聞きやすいです。
YouTubeや配信などを視聴するのにもピッタリで、オンライン会議などのチャットにも適しているでしょう。
本格的に音楽を聴くには向いていませんが、PC用スピーカーとしては非常に良く出来ており背伸びせず音を受け入れることが出来るスピーカーです。
最後に
今回購入した決め手の一つとして底面のRGBリングが搭載されていることなのですが、丸いデザインのスピーカーの雰囲気を高めてくれてなかなか良いです。
このRGBリンクは【サイクル】【パルス】【ソロ】の3パターンに設定することができ、更に【パルス】と【ソロ】時にはカラーを詳細に設定することができます。
PC等は【USB接続】【Bluetooth® 5.3接続】【アナログ接続】の3通りの方法で接続することができるので、3台のPCをを一つの『Creative Pebble Pro』で対応することが出来るのは便利です。
現在は20W USB-C電源アダプターの3.5mm AUXケーブルでの構成となっていますが、近いうちに30W USB-C電源アダプターとUSBケーブルにパワーアップさせたいと思います。
これまで使ってきた「Logicool スピーカーシステム Z623」と比較するとサウンドの表現力としては劣っていますが、PC用スピーカーとしての使い勝手としては上でしょう。
今回『Creative Pebble Pro』を購入してほぼ満足しており、唯一筐体の質感だけが残念なところです。
と言うことで、『Creative Pebble Pro』とPCの組み合わせはベストマッチです!
取り外した「Logicool スピーカーシステム Z623」です。長い間お世話になりました。
「Logicool スピーカーシステム Z623」のパッケージは保管したいたので、改めて収めておくことにします。
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