【PRレビュー】KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド
この度、KiiBOOM社より『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』をご提供頂き、PRレビュー記事を作成しました。
今回作成しました『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』のレビュー記事が、マクロパッド導入をご検討している方に少しでもお役に立てれば幸いです。
KiiBOOMについて
KiiBOOM(キーブーム)は、中国広東省深センに拠点を置く企業である Shenzhen Yiyu Technology Co.,Ltd のブランドです。
KiiBOOMは、メカニカルキーボード、ハイファイオーディオ、アートトイ(デザイナーズトイ)、ガレージキット、万年筆、ナイフ、時計、ファッションなど、世界中から集まった趣味愛好家たちの集まりです。メンバーはそれぞれ独自の研究開発、マーケティング、製造スキルを持ち寄り、趣味を向上させるための非常に多様で包括的な知識の共有を可能にしています。米国、ドイツ、メキシコ、英国、シンガポール、韓国に拠点を置き、これらの広範なネットワークにより、サプライチェーンを最大限に活用し、世界中のアイデアと素材を最大限に活用することが可能です。KiiBOOMは、人々がこれまで以上に好きなものを楽しめるよう、革新的な製品デザインを創造することを目指しています。
KiiBOOMについては、KiiBOOM公式Webサイトをご覧下さい。
KiiBOOMの製品は、Quntis公式Webサイト及び正規メーカー直営店のEPOMAKER Amazon Storeで購入することができます。
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッドについて
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』は、16個のフルプログラムキーと3つのダイヤル式ボタン(ノブ)を備えたQMK/VIA対応のメカニカルキー採用マクロパッドです。マクロ、ショートカット、コマンドをキーに割り当てることで、ソフトウェア間でシームレスなマルチタスクを実現し、ビデオ編集、グラフィックデザイン、音楽制作の効率を向上させます。ダイヤル式ボタン(ノブ)は音量調整、スクロール、クリエイティブな作業の微調整を正確に制御できるため、デザイナー、編集者、コンテンツクリエイターにとって不可欠なツールとなります。これらは6つのレイヤーにより、6パターンのキー割り当てとして拡張することができます。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』の特徴は、
- 【16キー+3ノブでワークフローをカスタマイズ】KiiBOOM Cybrix 16マクロパッドは、16個の完全プログラマブルキーと3個のロータリーノブを搭載。あなたのニーズに合わせたパーソナライズされたワークフローを作成できます。クリエイティブデザインプロジェクトや複数タスクの管理に最適で、キーにマクロやショートカット、コマンドを割り当てることで、ソフトウェア間でのシームレスなマルチタスクを実現。動画編集、グラフィックデザイン、音楽制作などの作業効率を大幅に向上させます。さらに、5層の機能レイヤーを備えており、カスタマイズの幅をさらに広げることが可能です。
ロータリーノブはカスタマイズ性をさらに進化させ、音量調整、スクロール、クリエイティブ作業の微調整に精密なコントロールを提供。デザイナー、編集者、コンテンツクリエイターにとって必須のツールです。- 【高耐久アルミニウム製ボディ】KiiBOOM Cybrix 16ナンパッドは、高級CNCアルミニウムケーシングを採用し、耐久性とエレガンスを兼ね備えています。この精巧な作りは、どんなセットアップでも際立つ存在感を発揮。頑丈な金属構造により、長時間の使用にも耐える信頼性を実現。摩耗や損傷に強く、ヘビーユースにも最適です。滑らかなアルミニウムの仕上げは、作業スペースに洗練された印象を与えるだけでなく、しっかりとした感触も提供します
- 【ホットスワップ対応PCBで簡単カスタマイズ】KiiBOOM Cybrix 16メカニカルナンパッドは、3ピンと5ピンスイッチの両方に対応したホットスワップ対応PCBを搭載。はんだ付け不要で、簡単にお好みのスイッチを交換でき、あなたにぴったりのタイピング体験を実現します。タクタイル、リニア、クリッキーなど、さまざまなスイッチを試して、自分だけのカスタマイズを楽しめます。メカニカルキーボードの上級者からカスタマイズ初心者まで、誰でも簡単に楽しめる設計です。
- 【見事なRGBデザイン】KiiBOOM Cybrix 16のRGB照明により、あなたのセットアップを一層引き立たせましょう。柔らかくカスタマイズ可能な光を放つこの照明は、机の雰囲気を高め、深夜の作業やゲームシーズンに最適な活気あるモダンな雰囲気を作り出します。RGBを既存のセットアップと調和させて統一感のある見た目にすることも、目立つ存在として使って個性を出すこともできます。南向きの照明は、過度に明るくない適度な輝度を提供し、機能とデザインを完璧にバランスさせています。
- 【軽量でポータブルなデザイン】KiiBOOM Cybrix 16はわずか0.35kgの超軽量設計で、持ち運びに最適なコンパクトサイズ。デスク上のスペースをほとんど取らないため、他の必需品のための余裕を確保できます。ポータブルでありながら機能性はそのまま、どこでも高性能なパフォーマンスを発揮。旅行中やリモートワーク、コンパクトなセットアップが必要な場合にも、KiiBOOM Cybrix 16ナンバーパッドはあなたのライフスタイルにシームレスにフィットします。
となっています。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』の製品仕様は、下記の通りです。
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド 製品仕様 | |
モデル | KiiBOOM Cybrix 16 |
レイアウト | 16キー + 3個ダイヤル式ボタン(ノブ) |
ケース素材 | 6063 CNCアルミニウム |
プレート素材 | FR4 |
キーキャップ素材 | 昇華転写PBT |
PCBタイプ | 3ピン/5ピン |
ホットスワップ | 対応 |
キーキャップ プロファイル | Cherry |
アンチゴースト | NKRO |
接続 | USB Type-Cケーブル |
対応OS | Windows/macOS/Linux |
VIAプログラマブル | 対応 |
バックライト | RGB |
LED方向 | 南向き |
キーボード寸法 | 136×89×35mm |
キーボード重量 | 0.35kg |
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド パッケージ
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』のパッケージです。パッケージの表記は全て英語表記となっています。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』のパッケージには、【KiiBOOM [CYBERIX 16] MECHANICAL MACRO PAD】と言う製品名が記載されています。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』パッケージの背面です。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』パッケージを開封していきます。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』パッケージを開封すると、取扱説明書が現れます。右側に付属品が収納されています。
その取扱説明書の下にメカニカルマクロパッド本体が収納されています。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』パッケージから全てのモノを取り出した状態です。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』のパッケージ内容は、
- メカニカルマクロパッド本体
- USBケーブル(USB Type-A to USB Type-C)
- キーキャップ/スイッチプーラー
- キースイッチ予備×2個
- 取扱説明書
となります。
取扱説明書です。
取扱説明書は多国語言語使用となっており、その中に日本語での説明も記載されています。
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッドをチェックする!
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』をチェックしていきます。
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』には、シルバー、ピンク、ブラックの3カラーがラインナップされています。今回ご提供頂いた『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』は、シルバーとなります。
メカニカルマクロパッド本体です。
メカニカルマクロパッド本体のサイズを計測したところ、横約135.1mm×縦約90.0mm×厚み約18.9mmとなります。
なお、ダイヤル式ボタン(ノブ)部分を含む厚みは、約29.3mmです。
メカニカルマクロパッド本体の重量は、約353.3gでした。
メカニカルマクロパッド本体を前側面から見た状態です。
メカニカルマクロパッド本体を左側面から見た状態です。
メカニカルマクロパッド本体を後ろ側面から見た状態です。
中央にUSB Type-Cポートが配置されています。
メカニカルマクロパッド本体を右側面から見た状態です。
16個のメカニカルキーです。
横の列ごとにキーキャップのカラーを分けています。
キーを拡大した画像です。
ダイヤル式ボタン(ノブ)です。周囲にはダイヤルを回しやすいように凹凸形状が綺麗に加工されています。
メカニカルマクロパッド本体の底面です。
四方には、横長のゴム足が配置されており、しっかりと固定することができます。
キーキャップを取り外した状態です。
キースイッチには、KiiBOOMのロゴが描かれています。
取り外したキーキャップです。それぞれキーキャップの高さが異なっています。
キーキャップのサイズを計測したところ、横約17.6mm×縦約18mmでした。
キーキャップの高さです。
キーキャップの裏側です。
スイッチプーラーでキースイッチを取り外すことができます。
キースイッチを取り外した状態です。
キースイッチは予備として2個付属しています。キー入力が出来なくなった場合には、予備用キースイッチと交換します。
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッドを使ってみる!
実際に『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』を使ってみました。
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッドをセットする
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』をメインPCに接続します。
付属のUSBケーブル(USB Type-A to USB Type-C)です。
ノイズ対策用のフェライトコアが装備されたUSBケーブルです。ケーブルは編み込み式(編組被覆ケーブル)となっており、高級感を感じさせるケーブルです。
端子には保護キャップが装着されています。
端子の保護キャップを取り外した状態です。非常に出来の良いUSBケーブル(USB Type-A to USB Type-C)です。メインで使っているキーボードのケーブルとして使いたいぐらいです。
メカニカルマクロパッド本体に付属のUSB Type-C ケーブルを接続した状態です。
LEDインジケーターとイルミネーション機能について
メインPCに『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』を接続してみました。
小さいダイヤル式ボタン(ノブ)の下側に横長のLEDインジケーターが配置されています。この横長のLEDインジケーターは、レイヤーの状態を表します。
グリーン:レイヤー0(キーマップ設定済み)
ブルー:レイヤー1
レッド:レイヤー3
スカイブルー:レイヤー4
イエロー:レイヤー5
ピンク:レイヤー5(キーマップ設定済み)
各キーの手前側にLEDイルミネーション機能が装備されています。
このLEDイルミネーション機能は、オンオフすることができ、色、彩度、明るさ、スピード、モードと設定することができます。
LEDイルミネーションの一例です。
KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッドのタイピング感
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』のタイピングをした感想です。
キーボードの要となる打鍵感についてですが、非常に心地良い打撃感でタイピングすることができ、ぐらつきなどの不快な感じが一切無くタイピングをすることが出来ます。キーの高さが列によって調整されていることもあり、絶妙なタイピング感を実現しています。あとは、もう少しストロークがあると尚良い感じです。メインキーボードの補助として使うパッドですが、メインキーボードと同じぐらいの打撃感を実現しています。
次に打撃音についてですが、底に到着したときの音が如何にもメカニカルらしいのですが、カチャカチャ音ではなくソフト感のあるコトコト音なので、自分好みの高級感がある打撃音を実現しています。ずっとタイピングしておきたくなるメカニカルなキーボードです。
打撃音が少しでも分かるように動画を撮影してみました。
VIAソフトウェアによるキーカスタマイズ
『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』は、VIAソフトウェアを使用することで、各キーの機能をカスタマイズし、リアルタイム表示でレイアウトを再割り当てすることができます。更にマクロをプログラムして様々なプロファイルも作成することができます。
最初に「KiiBOOM Cybrix 16 JSON」データファイルをダウンロードしておく必要があります。
ダウンロードした圧縮ファイル「Kiiboom-Cybrix16.zip」を解凍すると、「Kiiboom-Cybrix16.JSON」が出来ます。
※JSONファイルは、JavaScriptにおけるオブジェクトの表記法を応用したテキスト形式のデータファイルです。
VIA環境の構築
次にVIA環境を構築します。
VIA環境を構築するには、VIA WebアプリケーションまたはVIAソフトウェアのインストールのどちらかを選択します。今回は手軽にVIA環境を構築できるWebアプリケーションを使っていきます。
ブラウザからVIA-Webアプリにアクセスします。
VIA-Webアプリが起動します。
【設定】アイコンを選択します。
「Show Design tab」設定項目をオンにすると、【ペンキの刷毛】アイコンが表示されるので選択します。
メッセージが表示された場合【Confirm】を選択します。
「Use V2 definitions (deprecated)」設定項目をオフにします。
事前にダウンロードしておいた解凍済みの「Kiiboom-Cybrix16.JSON」データファイルをインポートします。
キーボードが表示されます。ここで【キーボード】アイコンを選択します。
【Authorize device+】を選択します。
【KiiBOOM Cybrix 16】選択後、【接続】を選択します。
キーマップのプロファイルがインポートされて、VIA環境が構築されました。キーアップを自分の環境に合わせて設定していきます。
キーマップの変更・反映
VIA環境構築後、『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』のキーマップを変更・反映させることがができます。
レイヤー0とレイヤー5には、既にデフォルトのキーマップが登録されています。特にレイヤー5については、LEDイルミネーション機能関連が設定されているので、このままの状態にしておくことをお勧めします。
レイヤー0のダイヤル式ボタン(ノブ)のデフォルト設定は、
左小ダイヤル式ボタン(ノブ)
- 左回転:ページアップ【KC_PGUP】
- 右回転:ページダウン【KC_PGDN】
- ボタン:RGB ON/OFF【RGB_TOG】
右小ダイヤル式ボタン(ノブ)
- 左回転:前のトラック【KC_MPRV】
- 右回転:次のトラック【KC_MNXT】
- ボタン:トラックの再生/一時停止【KC_MPLY】
大ダイヤル式ボタン(ノブ)
- 左回転:ボリュームダウン【KC_VOLD】
- 右回転:ボリュームアップ【KC_VOLU】
- ボタン:レイヤー切り替え【TO(1)】
となっています。
BASIC、MEDIA、MACRO、LAYERS、SPECIAL、LIGHTING、CUSTOMを選択して、キーマップを設定します。
と言うことで、レイヤー1とレイヤー2にこんな感じでキーマップを設定してみました。ダイヤルは、レイヤー0と同じキーマップを設定しています。
ショートカットキーに使用される修飾キーを使った同時押し入力の設定は、【SPECIAL】項目から【Any】キーを選択します。
入力欄に下記の中から押したい修飾キーのキーコードを入力します。
修飾キー | 入力値キーコード |
Ctrl+キー | C(キーコード) |
Shift+キー | S(キーコード) |
Alt+キー | A(キーコード) |
Ctrl+Shift+キー | RCS(キーコード) |
Ctrl+Alt+キー | LCA(キーコード) |
Shift+Alt+キー | LSA(キーコード) |
Ctrl+Shift+Alt+キー | MEH(キーコード) |
キーコードは、「Keycodes Overview | QMK Firmware」サイトから確認できます。
また、アプリのプロパティでショートカットキーを設定しておくと、ボタン一つでアプリを起動させることができます。自分の場合は、よく使うPhotoshopのショートカットキーを【Ctrl+Alt+2】に設定して、Anyキーにキーコード【LCA(KC_2)】を設定することで、キーひとつでPhotshopを起動させることができるようにしました。
このように『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』を自分の使い方設定次第で、便利に使うことができます。
最後に
この度『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』を使用できる機会を頂き感謝致します。
初めてKiiBOOM製のキーボードを手に持った印象として、先ずはその質感とデザインの良さに驚きました。アルミニウム製の筐体で綺麗に加工されており、その技術力の高さを感じられます。特にアルミニウム製のガジェットが好きな自分としては、かなり所有感を満たすことができました。
筐体の作りの良さだけではなく、合計6個のレイヤーのキーマップ(そのうち一つはLEDイルミネーション機能の設定として使われているので実質5パターンのキーマップ)を設定することが出来るのも便利です。動画編集、画像編集、ゲームプレイなど作業内容によってレイヤーを切り替えることで、その作業内容にあったキーマップを使用することができます。更に3個のダイヤル式ボタン(ノブ)も便利で、単なるボリューム調整だけでなく、スクロールなどの用途としても使用することができ使い方は無限大です。
タイピングも上品な打撃音・打撃感を実現しており、ストレス無くタイピング出来る点もキーボードとしては見逃せない点です。
今のキーボード環境に『KiiBOOM Cybrix 16 メカニカルマクロパッド』を追加することで、PCの作業性が向上するアイテムです。
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