- 【PRレビュー】TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム
- 最後に
- TP-Link Deco BE9300に関するウェブサイト
【PRレビュー】TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム
この度、TP-Link社より『TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム』をご提供頂き、PRレビュー記事を作成しました。
今回作成しました『TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム』のレビュー記事が、メッシュWi-Fi 7 ルーター導入をご検討している方に少しでもお役に立てれば幸いです。
以下、『TP-Link Deco BE9300』とします。
メッシュWi-Fiシステムとは
通常一台のWi-Fiルーターを設置して使用しますが、この場合どうしてもWi-Fiルーターを設置した場所を中心にWi-Fi電波が強く、Wi-Fiルーターから離れるほどWi-Fi電波が弱くなってスピードが落ちてしまいます。
特に二階建て以上の住居にお住まいの場合、Wi-Fiルーターを設置した階のWi-Fi電波は問題ないけど、それ以外の階ではWi-Fi電波が弱くなって快適にWi-Fiが使えないと言うのはよくある話です。
そこで一階二階など階に関係なく、更には広いエリアにおいても快適にWi-Fiを利用することを目指したのがメッシュWi-Fiシステムです。
メッシュWi-Fiシステムとは、その名の通り網目のように複数台のWi-Fiのアクセスポイントを連携させて繋がり合わせるWI-Fiネットーワクシステムです。
メッシュWi-Fiシステムは、複数台のアクセスポイントとなるユニット本体(Wi-Fiネットワーク機器)を設置します。
モデムと親機となるユニット本体を有線LANケーブルで接続し、子機となるユニット本体を別の場所に設置し、これにより親機のユニット本体と子機のユニット本体が通信されます。
子機のユニット本体を設置する際には、親機のユニット本体からWi-Fi電波が問題無く届く範囲に設置する必要があります。子機のユニット本体の設置に関しては配線の必要は無く電源アダプターを繋いで電源を入れるだけでOKです。
設置後は、それぞれのユニット本体からWi-Fi電波が出るため、複数台のユニット本体を中心にWi-Fi電波が強くなります。極端に言うと、ユニット本体を設置すれば設置するほどWi-Fiの電波がエリア中で使えると言うことになると言う訳です。
Wi-Fi設定(Wi-Fiネットワーク名やパスワードなど)に関しては、親機のユニット本体の情報が子機ユニット本体にも受け継がれるので、子機のユニット本体毎にWi-Fi設定を行う必要はありません。
親機のユニット本体に登録された一つのWi-Fiネットワーク名とパスワードで、正しくシームレスにWi-Fiを利用することができるのがメッシュWi-Fiシステムです。
Wi-Fi 7 について
『TP-Link Deco BE9300』の大きな特徴として、メッシュW-Fiルーターで有りながら、【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】に次ぐ次世代のWi-Fi規格である【Wi-Fi 7】に対応している点です。
2023年12月22日の電波法施行新規則により、【Wi-Fi 7】は【Wi-Fi 6E】同様に2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域を利用し、最大通信速度46Gbpsまで高速化可能となっています。なお【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】のは最大通信速度は9.6Gbpsとなります。
- 最大帯域幅 320MHz(6GHz帯)
- 変調方式 4096QAM(電気信号の変換効率向上により通信効率20%向上)
- マルチリソースユニット Multi-RU(1人のユーザーに複数のリソースユニット(RU)を割り当てて周波数利用効率を向上)
- マルチリンクオペレーション Multi-Link Operation(2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用)
- プレアンブル パンクチャリング Preamble Puncturing(電波干渉を避けて通信を高速化・安定化技術)
これらのWi-Fi 7の技術仕様を採用することにより、【Wi-Fi 5】の13倍、【Wi-Fi 6】の4.8倍の通信速度を実現することができます。
以下、【Wi-FI 6】【Wi-Fi 6E】【Wi-FI 7】の比較表です。
Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 | |
IEEE規格 | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11be |
最大データ伝送速 | 9.6Gbps | 9.6Gbps | 46Gbps |
周波数帯 | 2.4/5GHz | 2.4/5/6GHz | 2.4/5/6GHz |
帯域幅 | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160/240MHz |
変調方式 | 1024QAM | 1024QAM | 4096QAM |
ストリーム数 | 8 | 8 | 16 |
MLO | ー | ー | 対応 |
これらを見るだけでも【Wi-Fi 7】の方が【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】よりも速度の向上や安定性の向上が期待できます。
【Wi-Fi 7】は、超高速通信を実現させる規格ではあるのですが、ネックとして出始めたばかりであるため高価であるという点です。更にメッシュWi-Fiルーターの場合、基本的に複数台使用する必要があるため高価となってしまいます。
そこで、メッシュWi-Fi 7 ルーターの中ではリーズナブルな価格設定となっている『TP-Link Deco BE9300』に注目です。
なお、Wi-Fi 7の詳細については、TP-Linkのサイトで解説されている「Wi-Fi 7とは?何をもたらすもの?誰に必要? | TP-Link 日本」ページでご確認ください。
TP-Link Deco BE9300について
『TP-Link Deco BE9300』は2024年12月12日(木)に発表された、320MHz幅の利用が可能な6GHz帯を含むトライバンドに対応し、合計9.3Gbps(6GHz:5764Mbps + 5GHz:2882Mbps + 2.4GHz:688Mbps)の高速通信を実現するメッシュWi-Fiルーターです。
Decoユニット単体に4つの2.5Gポート WAN/LANを搭載しており、Wi-Fiのみならず有線接続においても安定した通信とWi-Fi 7パフォーマンスを提供します。
全てのDecoシリーズには互換性があり、既存のDecoシリーズのメッシュWi-Fiシステムに組み込む場合や、下位機種の追加や上位機種との入れ替え、サテライト化なども自由自在となっています。
TP-Linkのウェブサイトから『TP-Link Deco BE9300』の特徴を抜粋すると、
- 9.3GbpsトライバンドWi-Fi:最大9.3Gbps (6GHz: 5,764Mbps + 5GHz: 2,882Mbps + 2.4GHz: 688Mbps) の通信スピードを提供。
- 便利な有線接続:2.5Gbps WAN/LANポート×4を搭載し、高い柔軟性とスループットを実現します。
- Wi-Fi&有線バックホール:Wi-Fiと有線接続によるバックホール通信で、ネットワーク全体の処理速度とレイテンシーを改善します。
- MLO (Multi-Link Operation) 機能:複数帯域の電波を同時に利用し、通信効率・安定性の高いデータリンクを確立します。
- 320MHz通信:旧規格の2倍に相当するチャンネル幅により、通信速度が大幅アップ。
6GHzバンドをフル活用:ネットワークの混雑による通信速度の低下を抑制し、快適なWi-Fi接続を維持します。- TP-Link HomeShield:ネットワーク保護・保護者による制限・IoTデバイスのセキュリティ強化などの機能を利用できます。
- 互換性もばっちり:全Wi-Fi世代のデバイスと後方互換性を持ち、主要なIPoE IPv6サービスに対応しています。
となっています。
詳しくは、『TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム』サイトページでご確認下さい。
TP-Link Deco BE9300 製品仕様
『TP-Link Deco BE9300』の製品仕様は、下記の通りです。
TP-Link Deco BE9300 製品仕様 | |
ワイヤレス | |
規格 | Wi-Fi 7 IEEE 802.11be/ax(6GHz) IEEE 802.11be/ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11be/ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | BE9300 6GHz:5764Mbps(802.11be) 5GHz:2882Mbps(802.11be) 2.4GHz:688Mbps(802.11be) |
Wi-Fi範囲 | 広いWi-Fiカバー範囲 TP-Linkメッシュテクノロジー Decoユニット同士をWi-Fiまたは有線で接続し、より安定したネットワークを実現 AIメッシュ 高性能アンテナ×4 (内蔵式) トライバンドWi-Fi |
Wi-Fi性能 | 最上クラス (Very High) トライバンドWi-Fi デバイスに複数のバンドを割り当てて通信効率を最適化 2×2 MU-MIMO OFDMA 6ストリーム |
動作モード | ルーターモード ブリッジモード |
高度な機能 | • MLO (Multi-Link Operation) • 320MHzチャンネル幅 • 4K-QAM • Multi-RU • Amazon Alexa&Google アシスタントに対応 |
セキュリティ | |
ネットワークセキュリティ | SPIファイアウォール アクセスコントロール HomeShieldセキュリティ |
ゲストネットワーク | 6GHzゲストネットワーク×1 5GHzゲストネットワーク×1 2.4GHzゲストネットワーク×1 有効時間 帯域幅コントロール |
VPNサーバー | • OpenVPNサーバー • PPTP VPNサーバー • L2TP/IPSec VPNサーバー |
VPNクライアント | • OpenVPNクライアント • PPTP VPNクライアント • L2TP/IPSecクライアント |
Wi-Fi暗号化 | WPA-Personal WPA2-Personal WPA3-Personal |
ハードウェア | |
有線ポート | • 2.5Gbps WAN/LANポート×4
*各Decoユニット(WAN/LAN自動判別) |
USB対応 | USB 3.0ポート×1 FTPサーバー: メディアサーバー Samba サーバー |
ボタン | Resetボタン×1 WPSボタン×1 |
ソフトウェア | |
高度な機能 | • 再起動スケジュール • Tapo/Kasaオンボーディング • IoTネットワーク&デバイス分離 • 静的ルーティング機能 • 接続ユニット/バンド設定 |
プロトコル | IPv4 IPv6 |
サービスキット | HomeShield |
保護者による制限 | HomeShield保護者による制限 YouTube制限 セーフサーチ プロファイル作成 プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ ファミリータイム 就寝時間 オフ時間 利用時間割り当て 家族のオンライン時間ランキング インターネット一時停止 週次・月次レポート |
WANタイプ | • 動的IP • PPPoE • v6プラス • IPv6オプション • OCNバーチャルコネクト • Transix • クロスパス • v6コネクト • 静的IP • L2TP • PPTP |
QoS | HomeShield QoS デバイスごとのQoS |
クラウドサービス | OTAファームウェアアップグレード TP-Link ID DDNS |
NAT転送 | ポート転送 UPnP |
IPTV | IGMPプロキシ IGMPスヌーピング ブリッジ タグVLAN |
DHCP | アドレス予約 DHCPクライアントリスト サーバー |
DDNS | TP-Link |
管理 | Decoアプリ ※Android版のDecoアプリver 3.0以降はAndroid 5.0以降にのみ対応しています。 |
フィジカル | |
寸法 | 107.5 × 107.5 × 176 mm |
製品構成 | Deco BE9300(2パック) Deco BE9300ユニット×2 LANケーブル×1 電源アダプター×2 Quick Installation Guide(かんたん設定ガイド) Deco BE9300(1パック) |
その他 | |
認証 | RoHS・VCCI・JATE・PSE・技適 |
動作環境 | 動作温度: 0°C~40°C (32 °F~104 °F) 保存温度: -40°C~60°C (-40 °F~140 °F) 動作湿度: 10%~90% 結露を避けてください 保存湿度: 5%~90% 結露を避けてください |
TP-Link Deco BE9300 パッケージ
『TP-Link Deco BE9300』のパッケージです。
ホワイトを基調としたDecoシリーズ製品共通のパッケージで、日本仕様のパッケージとなっています。
パッケージの表面には、【無線LAN世界シェア 13年連続 No.1】【業界最高水準 3年保証】のバッジマークが記載されており、その性能と保証は折り紙付きで安心して購入することができます。
パッケージ背面には、メッシュWi-FiとWi-Fi 7などの説明が記載されています。
パッケージ左側面には、『TP-Link Deco BE9300』の特徴が記載されています。
パッケージ右測面には、『TP-Link Deco BE9300』の製品仕様やアプリについての説明が記載されています。
パッケージ底面には、シリアルナンバーやパラレルナンバーの製品固有の情報や、サポートと保証などについて記載されています。
日本国内において『TP-Link Deco BE9300』には、パック数毎に2タイプがラインナップされています。
- TP-Link Deco BE9300(2パック)(Deco BE9300ユニット本体×2台)
- TP-Link Deco BE9300(1パック)(Deco BE9300ユニット本体×1台)
メッシュWi-Fiシステムの特徴を活かすためにも複数台のユニットがパッケージとなっている「TP-Link Deco BE9300(2パック)(Deco BE9300ユニット本体×2台)」を基本とし、必要に応じて「TP-Link Deco BE9300(1パック)(Deco BE9300ユニット本体×1台)」を追加購入して拡張していくのがベストの買い方でしょう。
今回、TP-Link社よりご提供頂いた『TP-Link Deco BE9300』は「TP-Link Deco BE9300(2パック)(Deco BE9300ユニット本体×2台)」となります。
『TP-Link Deco BE9300』のパッケージを開封していきます。
パッケージを開くと、2台のDeco BE9300ユニット本体が現れます。
そのDeco BE9300ユニット本体の下に付属品や取扱説明書が収納されています。
『TP-Link Deco BE9300』のパッケージ内容は、
- Deco BE9300ユニット本体×2台
- 電源アダプター×2個
- LANケーブル×1本
- Reset Tool
- Quick installation Guide(かんたん設定ガイド)
- Can't connect to Wi-Fi 7 products wirelessly?(Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について)
- 保証書(修理に関するお問い合わせ窓口)
となります。
説明書類について
付属の説明書類についてです。
「Quick installation Guide(かんたん設定ガイド)」です。
「Quick installation Guide(かんたん設定ガイド)」は、多国語での説明となっており、日本語での説明も記載されています。
「Wi-Fi 6E/7製品にWi-Fi接続できない場合は?」です。Wi-Fi 6E/7製品に接続する際、端末からSSIDがみつからないなどの問題が生じた場合に確認します。
「保証書(修理に関するお問い合わせ窓口)」です。修理に関する問い合わせ窓口が記載されています。
TP-Link Deco BE9300をチェックする!
『TP-Link Deco BE9300』をチェックしていきます。
パッケージからの取り出した状態の2台のDeco BE9300ユニット本体です。
側面と天面に傷防止用の保護フィルムが貼られているので、排熱等の理由から必ず剥がして使用します。
側面の保護フィルムを剥がした状態です。
続いて、天面の保護フィルムを剥がした状態です。
Deco BE9300ユニット本体は、円柱の形状でカラーは白となります。見た目は非常にシンプルなデザインですが、大変綺麗な置物のような筐体となっています。
Deco BE9300ユニット本体のサイズを計測したところ、直径約107.4mm×高さ約176mmでした。
Deco BE9300ユニット本体重量は、約746.2gでした。
Deco BE9300ユニット本体を正面から見た状態です。
そのDeco BE9300ユニット本体の正面には【Wi-Fi 7】の〝7〟が模ったデザインがされており、一目で【Wi-Fi 7】対応であると言うのが分かるデザインとなっています。
Deco BE9300ユニット本体の正面下側には、Decoのロゴが記されています。
Deco BE9300ユニット本体の左側面です。
Deco BE9300ユニット本体の背面です。
Deco BE9300ユニット本体の背面には、TP-Linkのロゴが記されています。
そのTP-Linkのロゴ下には、ボタンや各ポート類が配置されています。
上から見ていくと、一番上にWPSボタン
続いて、2.5Gbps WAN/LANポートが4ポート
最後に、ハードディスクやメモリを接続することができるUSB 3.0ポートと電源アダプターを接続するための端子
がそれぞれ配置されています。
Deco BE9300ユニット本体の右側面です。
Deco BE9300ユニット本体の正面に描かれている【Wi-Fi 7】の〝7〟の上のラインは、ほぼ円を一周しているデザインです。
Deco BE9300ユニット本体の天面側です。
天面中央には、TP-Linkのロゴマークが記されています。
天面中央には、排熱用の通気口が備わっているため塞がないようにします。
Deco BE9300ユニット本体の底面です。
Deco BE9300ユニット本体の底面手前側に、LEDインジケーターが配置されています。
LEDインジケーターの下側に、初期化用のRESET(リセット)ボタンが配置されています。
Deco BE9300ユニット本体を初期化する場合には、付属のReset Toolを使用します。
初期化用のRESET(リセット)ボタンは不用意に押されないように奥まった場所にあるので、Reset Toolの先端をホールに差し込みます。
外周には排熱のためのスリットが設けられており、設置の際にはスリットを塞がないようにします。
Deco BE9300ユニット本体の底面には、4つのゴム足が備わっており安定して設置することができます。
中央には、製品名、各種認証マーク、型番、シリアルナンバー、MACアドレス、SSIDなどの情報が記載された製品シールが貼られています(※画像は一部製品情報を見えないように加工済み)。
電源アダプターをチェックしていきます。
電源アダプターのカラーも、Deco BE9300ユニット本体と同じ白となります。電源アダプターのケーブルの長さは、約145cmです。
電源アダプターのサイズを計測したところ、横約88.6mm×縦約57.3mm×幅約28.6mmでした。
電源アダプターの重量は、約140.0gでした。
厚みが少ない形状の電源アダプターなので、コンセントに接続する際に左右同士の干渉が少なく無理なく設置することができます。
LANケーブルをチェックしていきます。
長さは約115cmです。フラット仕様のケーブルが採用されています。
LANケーブルの太さを計測したところ、横約5.6mm×厚み2.5mmでした。
専用スマートフォンアプリ TP-Link Decoの前準備
『TP-Link Deco BE9300』のセットアップを行っていきます。
Deco BE9300ユニット本体をセットアップするためには、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」が必要となります。
App StoreまたはGoogle Playから専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」をダウンロードします。
ダウンロードした専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」を起動します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」からの通知を【許可】します。
「利用規約とプライバシーポリシーに同意」と「ユーザーエクスペリエンス向上プログラムに参加する」ことを確認し【続行】を選択します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」がローカルネットワークの検索および接続を【許可】します。
TP-Link IDでログインを行います。TP-Link IDを所有していない場合には【TP-Link IDの作成】を、既にTP-Link IDを所有している場合は【既にアカウントをお持ちですが?】を選択します。
TP-Link IDを未取得であれば【TP-Link IDの作成】を選択し、新規にTP-Link IDを作成します。
TP-Link ID作成については、TP-Link IDの作り方サイトをご参照下さい。
自分の場合TP-Link IDを取得済みなので【既にアカウントをお持ちですが?】を選択後、TP-Link IDのメールアドレスとパスワードを入力しました。
iPhoneの場合、Touchi ID ログインを有効にすると素早くログイン認証することができます。
必要に応じてDecoアカウントの2段階認証を有効にします。
以上で、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」を使用する準備が整いました。
専用スマートフォンアプリ TP-Link Decoによるセットアップ
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」で、Deco BE9300ユニット本体のセットアップを行います。
メイン機のセットアップ
最初にメイン機となるDeco BE9300ユニット本体のセットアップを行っていきます。
- Deco BE9300ユニット本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
を用意します。
親機となるDeco BE9300ユニット本体に電源アダプターをセットし電源を投入します。
引き続き専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」で設定を行っていきます。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」の指示に従って、Deco BE9300本体のLEDインジケーターが青に点滅するまで待ちます。
LEDインジケーターが青に点滅されました。
【スタート!】を選択します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」によるBluetoothの使用を求められるので【OK】を選択します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」が、親機となるDeco BE9300ユニット本体を探しています。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」が、親機となるDeco BE9300ユニット本体を検索されたので、【接続】を選択して、Wi-Fiネットワークに接続を許可します。
親機のDeco BE9300ユニット本体に接続中です。
親機となるDeco BE9300ユニット本体に接続しました。
親機のDeco BE9300ユニット本体のLEDインジケーターが青の常時点灯になったことを確認して、【Decoをセットアップ】を選択します。
使用しているモデムとDeco BE9300ユニット本体間をLANケーブルで接続します。
モデムの再起動を行うため、モデムの電源を一度切って再度電源を投入します。モデムが起動するまで2分ほど待って【再起動しました】を選択します。
メイン機となるDeco BE9300ユニット本体の設置場所を設定し【→】を選択します。
インターネット接続情報を設定し【次へ】を選択します。
Wi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定し【次へ】を選択します。
続いて、6GHz Wi-FiのWi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定し【次へ】を選択します。
アップデートのスケージュールを設定し【→】を選択します。
Wi-Fiネットワークを作成中です。
作成したWi-Fiネットワークするために【接続】を選択します。
親機のDeco BE9300ユニット本体に接続中です。
親機のDeco BE9300ユニット本体がインターネットに接続済みとなりました。
以上で、メイン機となるDeco BE9300ユニット本体のセットアップが完了しました。
全てのセットアップが完了して正常に動作している場合には、Deco BE9300ユニット本体のLEDインジケーターは緑に点灯します。
サブ機のセットアップ
続けて、サブ機となるDeco BE9300ユニット本体の設置を行います。
サブ機となるDeco BE9300ユニット本体をネットワークに追加する方法は、サブ機となるDeco BE9300ユニット本体の電源を投入することで、自動で行ってくれます。
【設置ガイドの参照】を選択すると、設置に関するガイダンスが表示されます。
子機となるDeco BE9300ユニット本体を設置します。
子機となるDeco BE9300ユニット本体の電源を入れると、自動的にネットワークに接続されます。
電源投入後2分程度で、サブ機のDeco BE9300ユニット本体のLEDインジケーターが青の点滅から緑に点灯すればOKです。
以上で、サブ機のDeco BE9300ユニット本体のセットアップが完了しました。
専用スマートフォンアプリ TP-Link Decoについて
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」のホーム画面(ネットワーク)です。
ホーム画面(ネットワーク)の左上【メニュー】アイコンを選択すると、
- 【アカウントを連携】AlexaやGoogleアシスタントなどのスマートライフアシスタントとの設定を行います。
- 【カスタマーサポート】機種毎によくある質問を確認することができます。
- 【アプリの設定】アプリに関する設定やバージョンを確認します。
を選択することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の左上【+】アイコンを選択すると、
- 【Decoユニットを追加】現在のネットワークに新たなDecoユニットを追加します。
- 【メインDecoの入れ替え】現在のメイン機のDecoユニットを新しいDecoユニットに置き換えます。
- 【ネットワークの作成】新しいネットワークを設定します。
を選択することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の左上【メール】アイコンを選択すると、
全ての通知を確認することができます。
ネットワーク
【ネットワーク】では、主に使用状況について確認することができます。
- 【インターネットスピードのテスト】インターネットのスピードを確認することができます。
- 【Wi-Fi設定】ネットワーク名、パスワードなどネットワークに関する設定を行います。
ここで、2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用することができるWi-Fi 7 機能のマルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation・MLO)を使ったネットワークを設定することができます。
- 【Decoユニット状況確認】各Decoユニットの状況を確認することができます。
サブ機のDecoユニットのアイコンを選択すると、そのDecoユニットの状況を確認することができます。
ロケーション名横にある【編集】アイコンを選択すると、ロケーション名を変更することができます。
- 【オンラインクライアント】オンライン(オフライン)のクライアント(端末)を確認することができます。
- 【スマートホーム】スマートデバイスを追加して、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」から操作することができます。
セキュリティ
【セキュリティ】では、セキュリティに関する情報を確認できます。
また、有料版のSecurity+にアップグレードを行うことにより、更に強固なセキュリティを構築することができます。
セキュリティに何らかの問題がある場合【スキャンの詳細】を選択し、詳細内容を確認します。
今回、新しいファームウェアが確認されました。
【ファームウェアのダウンロード】を選択して、ファームウェアのアップデートを行います。
ファームウェアのダウンロード中です。
ファームウェアのダウンロードが完了したので、【インストール】を選択します。
新しいファームウェアのインストール中です。
ファームウェアのアップデートが完了しました。
最新の状態となりました。
再度、セキュリティに関する情報を確認すると正常状態となっていました。
スキャンの詳細
【スキャンの詳細】は、スキャン後の詳細を確認することができます。
Wi-Fiアクセスコントロール
【Wi-Fiアクセスコントロール】は、ブロックリストモードと許可リストモードを切り替えることができ、それぞれのリストにクライアントを追加することができます。
デバイス分離
【デバイス分離】は、lotデバイスなどの一部のデバイスは、セキュリティの脅威に対して脆弱なため、大事なデバイスとデータを安全に保つために、これらのデバイスを分離を行います。
カメラのセキュリティ
【カメラのセキュリティ】は、設置されているカメラに対してプライバシー保護のため、インターネットに接続に関する設定を行うことができます。
Security+
【Security+】は、有料で全てのデバイスのセキュリティを強化する便利なツールの提供を行います。
保護者による制限
【保護者による制限】では、お子様のインターネット使用状況を確認したり、接続可能な時間やコンテンツを制御したりするのに役立ちます。
今回ベータ版として、外出時の監視機能が追加されています。ベータ期間中は無料でKidShieldを使用することができます。
もっと
【もっと】では、『TP-Link Deco BE9300』の各種システムに関する設定を行うことができます。
- 【Decoラボ】実験的な機能を試して確認することができます。実際のパフォーマンスに応じて更新されます。
- 【レポート】週次・月次で、ネットワークまたは保護者による制限による状況を確認します。
- 【QoS】特定のデバイスに優先順位を付ける設定を行います。
- 【Wi-Fiアクセスコントロール】ネットワークへのアクセスを拒否するデバイスを指定を行います。
- 【Wi-FI設定】ネットワーク名、パスワードなどネットワークに関する設定を行います。ここで、2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用することができるWi-Fi 7 機能のマルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation・MLO)を使ったネットワークを設定することができます。
- 【ゲストネットワーク】ゲストに対してゲストネットワークの解放の設定を行います。
- 【IoTネットワーク】スマートライトやカメラなどのIoTデバイスをまとめて管理するための専用Wi-Fiネットワークを作成します。
- 【WPS】WPSに対応したデバイスをパスワード入力無しで近くのDecoユニット本体に接続することができます。
- 【インターネット接続タイプ】インターネット接続状態を確認を行います。
- 【ネットーワクの最適化】ネットワークの状態を解析しネットワークパフォーマンスの最適化を行います。
- 【インターネットスピードのテスト】
- 【VPN】ネットワークセキュリティを強化するためにVPNクライアントや遠隔からでもDecoネットワーク無いのデバイスにアクセスするためのVPNサーバーを有効にします。
- 【詳細】ルーター機能の詳細について設定することができます。
- 【接続通知】新しく端末が接続されたり既存の端末に関する通知を設定します。
- 【管理者】管理者の設定や追加の設定を行いDecoネットワークを管理することができます。
- 【LEDコントロール】時間帯によってLEDインジケーターの点灯設定を行います。
- 【システム】システム時刻、ログイン アカウント、自動アップデート、ファームウェア アップデートに関する設定や再起動、既定の設定に戻すことができます。
TP-Link Deco BE9300を使ってみる!
実際に『TP-Link Deco BE9300』を使ってみました。
我が家は二階建ての木造住宅で、一階はリビング15畳と和室6畳の2部屋、二階は10畳、6畳、6畳の3部屋と言う構成になっています。
ONUやルーターなどの通信機器関連は、二階のほぼ中央付近に設置しているので、メイン機となるDeco BE9300ユニット本体も同場所に設置しました。
上側に設置しているのがDeco BE9300ユニット本体です。下側に設置しているのが現在使っているDeco BE65ユニット本体になります。
サブ機となるDeco BE9300ユニット本体は一階のリビングに設置し、サブ機のDeco BE9300ユニット本体とデスクトップPCを有線LANケーブルで接続させています。
我が家で使用しているインターネット回線は、「NURO 光 2ギガプラン」になります。
有線LANケーブル接続時のPC(参考)
最初に参考として、Deco BE9300ユニット本体から有線LANケーブルで接続した自作PCでのインターネット速度を確認してみました。
結果、「NURO 光 2ギガプラン」マックス 2Gbpsを超えるスピードを実現しています。Deco BE9300ユニット本体搭載のLANポートも2.5GHzの実力を発揮しているお陰でしょう。
デスクトップPC(一階・設置場所B)
一階のデスクトップPC(計測場所B)から計測していきます。
デスクトップPCとサブ機のDeco BE9300ユニット本体をLANケーブルで接続し、インターネット速度を計測してみました。
結果、インターネット速度は、1.4Gbpsと言う速さを実現しています。
一階と二階で離れた場所でありながら、安定して1Gbpsを超える速度を実現しています。これは、メッシュWi-Fi 7 システムにより、周囲のWi-Fi環境に左右されない安定したWi-Fi環境を構築できたお陰でしょう。
Deco BE9300ユニット本体には、2.5Gbps対応LANポートが4ポートも装備されているお陰で、2.5GHz対応のハブを使うことなく複数台の2.5GHz LANポート装備のPCで、長いLANケーブルを這わすことなく有線LAN接続並の高速ネットワーク環境を構築することができ大変便利です。
また、スマートフォンでの使用の場合には、適切に複数台設置されたDeco BE9300ユニット本体との接続を行ってくれるので、家中丸ごとストレスの無いWi-Fiを利用することが出来るようになります。
デスクトップPC(二階・設置場所A)
次に、二階のデスクトップPC(計測場所A)で計測します。
このデスクトップPCは、以前レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TXE70UH | AXE5400 ハイパワーUSB Wi-Fi 6E子機』を使ってWi-Fiを利用しています。

インターネット速度は、1.4Gbpsを実現しました。
二階と言うことで、Deco BE9300ユニット本体と自作PCは近い距離ではあるのですが、それでも1Gbpsを余裕で超えて安定して1.4Gbps前後のインターネット速度を実現しているのは驚きです。
iPhone 6s(一階・部屋の端)
古いスマートフォンのiPhone 6sで、Deco BE9300ユニット本体から離れた一階の端でインターネット速度を計測したところ、460Mbps前後のインターネット速度を実現しました。iPhone 6sと言う古いスマートフォンでここまでのインターネット速度を安定して出してくれればストレスなく快適にWi-Fiを利用することができます。古いスマートフォンを使っているインターネットの速度が遅いと諦めているからにも、この『TP-Link Deco BE9300』を使うことで、Wi-Fi環境を向上させてくれるでしょう。
最後に
この度はレビュアーとして『TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム』を使用できる機会を頂き感謝致します。
『TP-Link Deco BE9300』(2パック)は、木造住宅二階建てにおいてストレスの無い快適なWi-Fi環境を実現してくれます。
トライバンドWi-Fi(6GHz:5764Mbps + 5GHz:2882Mbps + 2.4GHz:688Mbps)により最大9.3Gbpsの速度を実現できることで、ネットワークの混雑により発生する速度低下が解消され、Wi-Fi速度を大幅にアップすることができます。
住居内の階毎にDeco BE9300ユニット本体を1台設置することで(2階建てであれば2台、3階建てであれば3台)、その階全てが安定したWi-Fi環境を構築することができ、旧規格より帯域幅が320MHzチャンネルに倍増され、Wi-Fiの端末接続台数も200台以上の同時接続可能となりストレスなく快適にWi-Fiを利用することができます。
Wi-Fi 7対応端末を持っていないとメリットが無いと思われてしまいますが、メッシュWi-Fi 7ルーターを利用することで、Wi-Fiと有線の両方で各ユニット間のバックホール接続が可能となり、更には、Wi-Fi 7のMLO(Multi-Link Operation)テクノロジーを活用した高い通信効率で、ネットワーク全体のスループットとレイテンシーを改善し、安定的で広範囲なメッシュWi-Fiを実現できると言うメリットがあります。
複数台のデスクトップPCやWi-Fiに対応していないデバイスを、一階二階問わず有線LANケーブルで接続するのは難しい問題となりますが、この『TP-Link Deco BE9300』を導入することで、有線LANと同等の環境を構築することが可能です。
『TP-Link Deco BE9300』は、2.5Gbps対応のWAN/LANポート×4搭載されているので、2.5Gbps対応のネットワークハブを使わなくても複数台のデスクトップPCで超高速有線接続環境を構築することができます。自分の場合「NURO 光 2ギガプラン」のポテンシャルを最大限に高めることができました。
『TP-Link Deco BE9300』で、Wi-Fi環境、有線LAN環境と自分の思うネットワーク環境を構築することができ、更に専用スマートフォンアプリ「TP-Link Deco」の指示に従って進めるだけで、パソコン初心者やパソコンに苦手な方でも簡単に設定を完了することができます。また、TP-Link HomeShieldを利用することで、ネットワーク保護・保護者による制限・IoTデバイスのセキュリティ強化などの機能が利用できるのも安心できます。
これからWi-Fiルータを選ぶ方や、今のWi-Fiルーターに不満にある方、有線LAN環境同等のネットワークを構築したい方、家中ストレス無くWi-Fiを利用したい方など、全Wi-Fi世代のデバイスと後方互換性を持ち、主要なIPoE IPv6サービスに対応する『TP-Link Deco BE9300 | BE9300 トライバンドメッシュWi-Fi 7システム』はオススメです。
TP-Link Deco BE9300に関するウェブサイト
コメント