【PRレビュー】TP-Link Archer BE220 | BE3600 デュアルバンドWi-Fi 7ルーター
この度、TP-Link社より『TP-Link Archer BE220 | BE3600 デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』をご提供頂き、PRレビュー記事を作成しました。
今回作成しました『TP-Link Archer BE220 | BE3600 デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』のレビュー記事が、Wi-Fi 7 ルーター導入をご検討している方に少しでもお役に立てれば幸いです。
以下、『TP-Link Archer BE220』とします。
Wi-Fi 7 について
『TP-Link Archer BE220』の大きな特徴として【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】に次ぐ次世代のWi-Fi規格である【Wi-Fi 7】に対応している点です。
2023年12月22日の電波法施行新規則により、【Wi-Fi 7】は【Wi-Fi 6E】同様に2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域を利用し、最大通信速度46Gbpsまで高速化可能となりました。なお【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】のは最大通信速度は9.6Gbpsとなります。
- 最大帯域幅 320MHz(6GHz帯)
- 変調方式 4096QAM(電気信号の変換効率向上により通信効率20%向上)
- マルチリソースユニット Multi-RU(1人のユーザーに複数のリソースユニット(RU)を割り当てて周波数利用効率を向上)
- マルチリンクオペレーション Multi-Link Operation(2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用)
- プレアンブル パンクチャリング Preamble Puncturing(電波干渉を避けて通信を高速化・安定化技術)
これらのWi-Fi 7の技術仕様を採用することにより、【Wi-Fi 5】の13倍、【Wi-Fi 6】の4.8倍の通信速度を実現することができます。
以下、【Wi-FI 6】【Wi-Fi 6E】【Wi-FI 7】の比較表です。
Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 | |
IEEE規格 | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11be |
最大データ伝送速 | 9.6Gbps | 9.6Gbps | 46Gbps |
周波数帯 | 2.4/5GHz | 2.4/5/6GHz | 2.4/5/6GHz |
帯域幅 | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160/240MHz |
変調方式 | 1024QAM | 1024QAM | 4096QAM |
ストリーム数 | 8 | 8 | 16 |
MLO | ー | ー | 対応 |
これらを見るだけでも【Wi-Fi 7】の方が【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】よりも速度の向上や安定性の向上が期待できます。
【Wi-Fi 7】は、超高速通信を実現させる規格ではあるのですが、ネックとして出始めたばかりであるため高価であるという点です。
そこで今回Wi-Fi 7 ルーターの中では、安価で購入することができる『TP-Link Archer BE220』に注目です。
なお、Wi-Fi 7についてはTP-Linkのサイトで解説されているので、Wi-Fi 7の詳細に関しては「Wi-Fi 7とは?何をもたらすもの?誰に必要? | TP-Link 日本」ページでご確認ください。
TP-Link Archer BE220について
『TP-Link Archer BE220』は、2024年11月7日(木)に発売された、縦置き・横置き・壁掛けに対応し、次世代Wi-Fi 7が手頃にスタイリッシュに手に入るWi-Fi 7 無線LANルーターです。
Wi-Fi性能は、最大3.6Gbpsの高速デュアルバンドWi-Fi 7を搭載し圧倒的なスピードと安定性を実現でき、3本の内蔵アンテナとビームフォーミング機能により、複数のデバイスに対して干渉の少ない安定した高速Wi-Fiを届けます。有線接続においてもフルギガビットポート(1Gbps WANポート×1、1Gbps LANポート×4)搭載でスムーズに接続することができます。
これだけのパフォーマンスを誇りながら、手頃な価格で利用できるのがこのモデルの魅力となっており、高性能なWi-Fi 7ルーターを、コストパフォーマンスに優れた価格で手に入れられる理想的な選択肢となります。Wi-Fi 7に対応したiPhone 16やPlayStation 5 Proの利用にもぴったりなWi-Fi 7 無線LANルーターです。
TP-Linkのウェブサイトから『TP-Link Archer BE220』の特徴を抜粋すると、
- 3.6Gbps デュアルバンドWi-Fi 7:BE3600 デュアルバンドWi-Fiは最大 3.6Gbpsの通信速度を提供します。
- フルギガビットポート:1Gbps WANポート×1 & 1Gbps LANポート×4を搭載し、スムーズな有線接続が可能です。
- 遠くまで届く:3本の内蔵アンテナとビームフォーミング機能で、より多くのデバイスに干渉の少ない高速で安定したWi-Fiを届けます。
- EasyMesh互換:EasyMeshと互換性があるルーターや中継器と連携すれば、家じゅうにシームレスなメッシュWi-Fiを構築できます。
- かんたん設定:Tetherアプリを使用すれば、セットアップや管理が手間いらずでとてもラクに。
- TP-Link HomeShield:強力なセキュリティサービスでご家庭のネットワークをさまざまなサイバー攻撃から守ります。
- 優れた互換性:全てのWi-Fi世代、幅広いインターネットプロバイダーに対応しています。
となっています。
詳しくは、『TP-Link Archer BE220』製品サイトのページでご確認下さい。
TP-Link Archer BE220 製品仕様
『TP-Link Archer BE220』の製品仕様は、下記の通りです。
TP-Link Archer BE220 製品仕様 | |
ワイヤレス | |
Wi-Fi速度 | BE3600 • 5GHz: 2882Mbps (802.11be) • 2.4GHz: 688Mbps (802.11be) |
Wi-Fi範囲 | 3LDK 内蔵アンテナ×3 複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーします ビームフォーミング |
Wi-Fi性能 | 高 (High) デュアルバンド 最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます 2×2 MU-MIMO OFDMA エアタイムフェアネス DFS 4ストリーム |
高度な機能 | • MLO (Multi-Link Operation) • 4K-QAM • Multi-RU • EasyMesh • Alexa&Googleアシスタント対応 • IoTネットワーク |
ワイヤレスモード | • ルーターモード • ブリッジモード (アクセスポイントモード) |
セキュリティ | |
ネットワークセキュリティ | • SPIファイアウォール • アクセスコントロール • IP&MACバインディング • アプリケーションレイヤーゲートウェイ • HomeShieldセキュリティ |
ゲストネットワーク | • 5GHzゲストネットワーク×1 • 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
VPNサーバー | • OpenVPNサーバー • PPTP VPNサーバー • L2TP VPNサーバー • WireGuard VPNサーバー |
VPNクライアント | • Open VPNクライアント • PPTP VPNクライアント • L2TP VPNクライアント • WireGuard VPNクライアント |
Wi-Fi暗号化 | • WPA • WPA2 • WPA3 • WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ハードウェア | |
有線ポート | • 1Gbps WANポート×1 • 1Gbps LANポート×4 |
ボタン | • Wi-Fi/LEDボタン • WPSボタン • リセットボタン |
電源 | 12V ⎓ 1.5A |
ソフトウェア | |
プロトコル | • IPv4 • IPv6 |
サービスキット | HomeShield |
EasyMesh | EasyMesh互換 |
保護者による制限 | HomeShield保護者による制限 プロファイル作成 プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ 家族時間 就寝時間 オフ時間 利用時間割り当て 家族のオンライン時間ランキング インターネット一時停止 週次・月次レポート |
WANタイプ | • 動的IP • PPPoE • v6プラス • IPv6オプション • OCNバーチャルコネクト • Transix • クロスパス • v6コネクト • 静的IP • L2TP • PPTP |
QoS | デバイスごとのQoS |
クラウドサービス | • 自動ファームウェアアップグレード • TP-Link ID • DDNS |
NAT転送 | • ポート転送 • ポートトリガー • DMZ • UPnP |
IPTV | • IGMPプロキシ • IGMPスヌーピング • ブリッジ • タグVLAN |
DHCP | • アドレス予約 • DHCPクライアントリスト • サーバー |
DDNS | • TP-Link • NO-IP • DynDNS |
管理 | • Tetherアプリ • Web管理画面 (GUI) |
その他 | |
システム要件 | Internet Explorer 11以上/Firefox 12.0以上/ Chrome 20.0以上/Safari 4.0以上またはJavaScriptが有効になっているブラウザ
ケーブルまたはDSLモデム(必要な場合) |
認証 | CE, FCC, RoHS |
動作環境 | • 動作温度: 0℃~40℃ (32℉~104℉) • 動作湿度: 10%~90% 結露を避けてください |
TP-Link Archer BE220 パッケージ
『TP-Link Archer BE220』のパッケージです。シンプルでコストを抑えた的なエコ仕様パッケージとなっています。
手前側に製品名や技適マーク、リサイクルマーク、シリア番号などが記載された製品シールが貼られています。
『TP-Link Archer BE220』パッケージを開封していきます。
『TP-Link Archer BE220』パッケージ内の全てのモノを取り出した状態です。
『TP-Link Archer BE220』パッケージ内容は、
- Archer BE220本体
- スタンド
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
- Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について
- 保証書(修理に関するお問い合わせ窓口)
- GNU General Public License Notice
- サポートガイド
- デジタル特典
となります。
付属紙媒体について
付属のガイド等の紙媒体についてです。
「かんたん設定ガイド」です。この「かんたん設定ガイド」は、日本語専用となっています。
日本語で詳細に説明されており、初心者の方や設定が苦手な方でも問題無く進めることができます。
「Wi-Fi情報カード」です。この「Wi-Fi情報カード」は、初期接続情報が記載されています。初期接続情報から変更した場合に記入し紛失しないように保管しておきます。なお、シールタイプとなっているので貼り付けておくことが出来ます。
「Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について」です。この「Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について」は、Wi-Fi 7製品に接続できない場合の対応について説明されています。
「お問い合わせについて」です。この「お問い合わせについて」は、保証書となっており修理に関するお問い合わせ窓口情報が記載されています。故障などの問題が発生した場合に確認します。
「GNU General Public License Notice」です。この「GNU General Public License Notice」は、「GNU一般公衆利用許諾契約書」で英語のみの記載となります。
「デジタル特典」です。この「デジタル特典」は、Amazon.co.jp限定商品 デジタル特典としてPC・スマホ用壁紙をダウンロードすることができます。
「サポートガイド」です。この「サポートガイド」は、TP-Link Wi-Fi 7に関するよくある質問を確認することができます。また、製品の使い方や設定でお困りの場合に、電話サポートの連絡先が記載されています。
TP-Link Archer BE220をチェックする!
『TP-Link Archer BE220』をチェックしていきます。
Archer BE220本体の筐体カラーは黒、サイズは横155mm×縦170mm×奥行き52.5mmとなります。
サイド部分からセンターに掛けて緩やかに膨らんでいるデザインで、アンテナは内蔵式でシンプル且つスタイリッシュなデザインとなっており、存在感を感じさせる美しいスタイルを実現しています。
Archer BE220本体の正面です。
右上にTP-Linkのロゴマークが記されています。
Archer BE220本体の左側面です。
Archer BE220本体の左側面には、LEDインジケータ(電源ランプ、2.4GHz Wi-Fiランプ、5GHz Wi-Fiランプ、インターネットランプ、LANランプ、WPSランプ)が配置されています。
- 【電源ランプ】電源が入ると点灯します。点滅は処理中、点灯は正常に起動中であることを示します。
- 【2.4GHz Wi-Fiランプ】2.4GHz Wi-Fi機能が動作している場合に点灯します。
- 【5GHz Wi-Fiランプ】5GHz Wi-Fi機能が動作している場合に点灯します。
- 【インターネットランプ】ルーターのインターネット(WAN)ポートの状態を示します。機器が接続されている場合はオレンジ、インターネット接続を検知されている場合は白に点灯します。
- 【LANランプ】ルーターのLANポートに機器が接続されると点灯します。。
- 【WPSランプ】WPS機能が作動している際に点灯します。
Archer BE220本体の右側面です。
Archer BE220本体の右側面には、インターフェース(ポート類・ボタン類)が配置されています。
インターフェース上側には、各ボタンが配置されています。
- 【LED/Wi-Fiボタン】1秒間長押しするとルーターのLEDのオン/オフが切り替わります。3秒間長押しするとWi-Fi機能のオン/オフを切り替えます。
- 【Reset】ホール内のボタンを5秒間長押しすると工場出荷状態に戻ります。
- 【WPS】1秒間長押しするとWPS接続が有効になります。
インターフェース中央には、WAN/LANポートが配置されています。
- 【LANポート4】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【LANポート3】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【LANポート2】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【LANポート1】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【WAN(青)】WANとして、モデム、インターネット回線に接続します。
インターフェース下側には、電源アダプター端子が配置されています。
- 【Power】電源アダプター端子
Archer BE220本体の背面です。
背面の上側には製品情報シールが貼られています。
中央には2箇所の凹みが有り、その凹み箇所に付属のスタンドを取り付けることで壁掛けや横置きに対応できます。なお、壁に取り付ける際の取付け用ビスは付属されていないので、別途用意する必要がります。
Archer BE220本体の天面です。
天面の周囲には熱を効率的に逃がすため格子状となっており、天面を塞がないように設置します。
Archer BE220本体の底面です。
底面にも熱を効率的に逃がすことため格子状となっています。底面を塞がないように設置します。
底面には2箇所の凹みが有り、その凹み箇所に付属のスタンドを取り付けることで安定した設置状態を実現できます。
付属のスタンドです。このスタンドをArcher BE220本体に取り付けます。
スタンドのサイズは、縦約141.7mm×横約61.6mmでした。
Archer BE220本体を壁掛け(横置き)にする場合のスタンドを装着した状態です。
Archer BE220本体を縦置きにする場合のスタンドを装着した状態です。
スタンド底面にはゴム足が施されており、安定して設置することができます。
付属のLANケーブルです。
LANケーブルの長さは約113cmで、カテゴリー5e仕様となっています。
付属の電源アダプターです。電源アダプターのケーブルの長さは約143cmでした。
電源アダプターのサイズを計測したところ、横約44.7mm×縦約71.5mm×厚み32.5mmでした。
電源アダプターの重量は、約95gでした。
TP-Link Archer BE220の設定
『TP-Link Archer BE220』を設定していきます。
Archer BE220本体にLANケーブルを接続し、電源アダプターを接続して電源をONにします。
Archer BE220本体の電源が入ると、【電源ランプ】のLEDインジケーターが点滅します。
しばらくすると続いて【2.4GHz Wi-Fiランプ】【5GHz Wi-Fiランプ】のLEDインジケーターが点灯します(【電源ランプ】のLEDインジケーターは点滅状態)。
インターネット接続を検知すると【インターネットランプ】のLEDインジケーターがオレンジに点灯します。
Archer BE220本体の準備が完了すると、【電源ランプ】【2.4GHz Wi-Fiランプ】【5GHz Wi-Fiランプ】【インターネットランプ】の4個のLEDインジケーターが緑に点灯します。
TP-Link Tether アプリによる設定
アプリを使ってArcher BE220本体のネットワーク設定を行っていきます。
ネットワーク設定は、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を使う方法と、パソコンによるウェブブラウザを使って設定する2通りの方法があります。
今回は、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」でネットワーク設定を行っていきます。
App StoreまたはGoogle Playから専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」をダウンロードします。
ダウンロードした専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を起動します。
「利用規約とプライバシーポリシーに同意」と「ユーザーエクスペリエンス向上プログラムに参加する」ことを確認し【続ける】を選択します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」がローカルネットワーク上のデバイスの検索および接続を求めてくるので【許可】を選択します。
ローカルネットワーク権限を設定するため【設定に移動】を選択します。
既にローカルネットワーク権限を既に付与済みの場合は、【ローカルネットワーク権限を既に付与済み】を選択します。
ローカルネットワークの項目をオンにします。
TP-Link IDでログインを行います。TP-Link IDを所有していない場合には【TP-Link IDの作成】を、既にTP-Link IDを所有している場合は【ログイン】を選択します。
自分の場合TP-Link IDを所有済みなので【ログイン】を選択後、TP-Link IDのメールアドレスとパスワードを入力しました。
TP-Link ID作成については、TP-Link IDの作り方サイトをご参照下さい。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」が通知に関する送信を求めてくるので【許可】を選択します。
iPhoneの場合、Touchi ID ログインを有効にすると、指紋で素早くログイン認証することができます。
マイデバイスとして新しいデバイスを追加します。
デバイスが検出されない場合には、【デバイスを追加】を選択します。
【スタンダートルーター】を選択します。
Archer BE220本体のLEDインジケーター(【Power】【2.4GHz】【5GHz】【Internet】)を確認し、【LEDが点灯しています】を選択します。
【カメラとスキャンを有効にします】を選択して、Archer BE220本体の背面にあるQRコードを読み取ります。
【接続】を選択してWi-FIネットワークに接続します。
デバイスの検索が開始されます。
Archer BE220が見つかった後、【このデバイスをセットアップ】を選択します。
Archer BE220本体のWANポートにLANケーブルを接続、またはLANケーブルがWANポートに接続されていることを確認し【→】を選択します。
モデムの再起動後、再起動を待って【モデムが再起動されました】を選択します。
Archer BE220本体にアクセス・管理するためのパスワードを設定します。
インターネット接続タイプを検出中です。
インターネット接続情報を設定し【次へ】を選択します。
インターネット接続タイプのデフォルトは【動的 IP】となるので、必要に応じてインターネット接続タイプを選択します。
必要に応じてMACアドレス、IPTV/VLANを設定します。
次にWi-Fiネットワークを作成します。
Wi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定します。規定のWi-Fi設定を使用する場合は【規定のWi-Fi設定を使用する】を選択します。
Archer BE220本体の自動アップデートを行う際の時間帯を設定し、【自動アップデートを有効にする】を選択します。
これまでの設定内容を確認し、【適用】を選択します。
設定が適用されています。
Archer BE220本体にログイン中です。
ネットワークの接続を確認中です。
インターネットが利用可能となりました。
TP-Link Tether アプリについて
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」で特徴すべき項目は、
- 「スマートコネクト」機能:2.4GHz/5GHz/6GHzで共通のネットワーク名(SSID)とパスワードを利用でき(1つのSSIDだけ表示されます)、使用のワイヤレス端末は遠い方のWi-Fiに自動的に接続されます。
- 「OneMesh」機能:OneMeshデバイスをこのメッシュルーターに接続して、OneMeshネットワークを形成します。OneMeshネットワークでは、使用するモバイルデバイスの接続先が常に最適なものになるように調節されます。
- 「保護者による制限」機能:家族のオンライン時間制限の設定、インターネット履歴の確認、コンテンツのフィルタリングなどを行うことができます。
- 「ゲスト ネットワーク」機能:一時的にゲストに対してネットワークを開放することができます。
- 「LEDコントロール」機能:LEDインジケーターをオンオフすることができます。
- 「QoS」機能:特定の端末を一定期間、優先して通信を行うことができます。指定した端末はより広い帯域を割り当てられ、混雑したネットワークでもスムーズにデータを通信します。
などとなっています。このスマホアプリ「TP-Link Tether」は分かりやすいインターフェースが採用されており、項目を見ることで初心者でも簡単に設定や確認を行うことができます。
なお、新しい機能として、顧客情報をサードパーティサービスと共有することによって、接続しているクライアント端末を正確に識別することができます。この機能を承認する場合には【許可】を選択します。
ホーム画面
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」の【Archer BE220】ホーム画面(ネットワーク)です。
このホーム画面(ネットワーク)では、
- ダウンロード速度
- アップロード速度
- ネットワークの状態
- クライアント
- トラフィック使用量
- レポート
を確認することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の左上メニューを選択すると、
- 【マイデバイス】登録されているデバイスの管理を行います。
- 【Tetherラボ】現在のWI-Fiネットワークに接続されたすべての端末を調査し、潜在的なリスクを特定します。
- 【スマートライフ アシスタント】AlexaやGoogleアシスタントなどのスマートライフ アシスタントとの設定を行います。
- 【カスタマーサポート】機種毎によくある質問を確認することができます。
- 【アプリの設定】アプリに関する設定やバージョンを確認します。
を選択することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の右上+アイコンを選択すると、
- デバイスを追加
- このネットワークを共有
を選択することができます。
【このネットワークを共有】では、Wi-Fi情報の共有としてQRコードが表示されます。
セキュリティ
【セキュリティ】を選択すると、セキュリティに関する情報を確認設定することができます。
有料版のSecurity+にアップグレードを行うことにより、更に強固なセキュリティを構築することができます。
セキュリティ画面に移動するとネットワークスキャンが始まります。
ネットワークスキャンが完了しました。
セキュリティに何らかの問題がある場合【スキャンの詳細】を選択し、詳細内容を確認します。
今回、新しいファームウェアが確認されました。
ファームウェアのアップデートを実施します。
新しいファームウェアが確認できたので、【すべてアップデート】を選択します。
新しいファームウェアのダウンロードが開始されます。
新しいファームウェアのインストール準備が完了したので、【インストール】を選択します。
新しいファームウェアのインストール中です。
ファームウェアのアップデートが完了しました。
セキュリティ画面で、正常な状態を確認することができました。
家族
【家族】を選択すると、保護者による制限を行うことができます。
保護者による制限を行うことで、子供のインターネット使用状況の確認や、接続可能な時間やコンテンツを制御することが可能です。
更に期間限定オファー(ベータ版)として、外出時のプロファイルを作成することができます。外出先でも子供のオンラインアクティビティやコンテンツの監視と管理を行うことで、インターネットの安全を確保することができます。
もっと
【もっと】を選択すると、各種システムに関する設定を行うことができます。
具体的には、以下の設定を行うことができます。
- 【Wi-Fi 設定】スマートコネクトの設定、ネットワーク名、パスワードなどネットワークに関する設定を行います。
< br/> ここで、2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用することができるWi-Fi 7 機能のマルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation・MLO)を使ったネットワークを設定することができます。
- 【レポート】週次・月次で、ネットワークまたは保護者による制限による状況を確認します。
- 【ブロックリスト】ネットワークへのアクセスを拒否するデバイスを指定を行います。
- 【QoS】特定のデバイスに優先順位を付ける設定を行います。
- 【ルーターにVPNを設定する】ネットワークセキュリティを強化するためにVPNクライアントを有効にします。
- 【クイック セットアップ】セットアップに関する設定を再設定します。(※設定によってリモート管理での変更はできません。)
- 【インターネット接続】インターネット接続状態を確認を行います。
- 【ゲスト ネットワーク】ゲストに対してゲストネットワークの解放の設定を行います。
- 【Iotネットワーク】2.4GHz Iotネットワーク/5GHz Iotネットワークの設定を行います。
- 【EasyMesh】EasyMeshメッシュネットワークの設定を行います。
- 【エコモード】Wi-Fiの接続時間やLEDインジケーターの点灯時間を抑制し、消費電力を抑え電気代の節約に繋げます。
- 【ネットワーク最適化】ネットワークの状態を解析しネットワークパフォーマンスの最適化を行います。
- 【動作モード】ワイヤレス ルーター/アクセス ポイントの切り替えを行います。(※設定によってリモート管理での変更はできません。)
- 【詳細設定】詳細設定に関する説明が表示されます。
- 【LEDコントロール】時間帯によってLEDインジケーターの点灯設定を行います。
- 【管理者】管理者の設定や追加の設定を行います。
- 【システム】システム時刻、ログイン アカウント、自動アップデート、ファームウェア アップデートに関する設定や再起動、既定の設定に戻すことができます。
TP-Link Archer BE220を使ってみる!
実際に『TP-Link Archer BE220』を使ってみました。
我が家は二階建ての木造住宅で、一階はリビング15畳と和室6畳の2部屋、二階は10畳、6畳、6畳の3部屋と言う構成になっています。
ONUやルーターなどの通信機器関連は、二階のほぼ中央付近に設置しているので、Archer BE220本体も同場所に設置してみました。なお、インターネット回線は、「NURO 光 2ギガプラン」を利用しています。
Wi-Fiについて
『TP-Link Archer BE220』のWi-Fi性能について確認してみました。
我が家ではデスクトップPCを1階と2階に設置しており、それぞれのデスクトップPCでWi-Fiの速度について確認してみました。
LANケーブル接続自作PC(参考)
先ずは参考として『TP-Link Archer BE220』からLANケーブルで接続している自作PCのインターネット速度を確認してみました。
結果、『TP-Link Archer BE220』は1Gbps LANポートが搭載となっているので、マックス1Gbpsとなるインターネット速度を実現しました。
デスクトップPC(1階・設置場所B)
先ずは1階のデスクトップPC(計測場所B)からです。
このデスクトップPCは、先日レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TBE550E | BE9300 Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 PCIeアダプター』を使ってWi-FIを利用しています。

インターネット速度は、安定して700Mbps越えを出しており、1階と2階で離れた場所でありながらWi-Fi通信で700Mbps越えは十分過ぎるぐらいの速度でしょう。これはWi-Fi 7と言うことで、周囲のWi-Fi環境に影響されにくい状況にあると思われます。周りに多くのWi-Fi電波が飛んでいても、Wi-Fi 7であれば安定してWi-Fiを利用することができます。
デスクトップPC(2階・設置場所A)
次に2階のデスクトップPC(計測場所A)です。
このデスクトップPCは、以前レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TXE70UH | AXE5400 ハイパワーUSB Wi-Fi 6E子機』を使ってWi-Fiを利用しています。

インターネット速度は、マックス1Gbpsに迫る990Mbpsを実現しました。2階と言うことで、Archer BE220本体と自作PC本体は近い距離ではあるのですが、それでも1Gbps近くのインターネット速度が出ているのは驚きです。
最後に
この度はレビュアーとして『TP-Link Archer BE220 | BE3600 デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』を使用できる機会を頂き感謝致します。
『TP-Link Archer BE220』は、これからのWi-Fiルーターのスタンダード的な存在になるモデルであると言う印象を受けました。
デュアルバンドWi-Fi(2.4Ghz:688Mbps+5GHz:2882Mbps)により最大3.6Gbpsの通信速度を実現できることで、快適なネットワークを実現します。『TP-Link Archer BE220』には3本のアンテナが内蔵されており、加えてビームフォーミング機能で、より多くのデバイスに干渉の少ない高速で安定したWi-Fiを届けることが可能となっています。有線接続においても抜かりはなく1Gbps WANポート×1と1Gbps LANポート×4搭載により、スムーズな有線接続に対応可能となっています。
将来、ネットワーク環境の場が広がれば、EasyMesh技術と互換性のあるネットワーク機器と連携させることで、メッシュWi-FI環境を構築することができるのも安心できる点です。家中にシームレスなメッシュWi-Fiを構築することができます。
Wi-Fi 7対応の『TP-Link Archer BE220』は、コストパフォーマンスの高さと専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を使うことで手軽にセットアップや管理が可能となっており導入の敷居は低いでしょう。
最先端技術であるWi-Fi 7対応のルーターでありながらコストパフォーマンスの高さが素晴らしく、全Wi-Fi世代と幅広いインターネットサービスプロバイダー対応の『TP-Link Archer BE220 | BE3600 デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』は、スマートフォンがWi-Fi 7に対応しているので取りあえずWi-Fi 7ルーターが欲しい方や、超手軽に “最先端のWi-Fi 7ルーターを導入したい!” と言う方に最適な一台です。
TP-Link Archer BE220に関するウェブサイト
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