【PRレビュー】TP-Link Archer GE800 Wi-Fi 7ゲーミングルーター
この度、TP-Link社より『TP-Link Archer GE800 | BE19000トライバンドWi-Fi 7ゲーミングルーター』をご提供頂き、PRレビュー記事を作成しました。
今回作成しました『TP-Link Archer GE800 | BE19000トライバンドWi-Fi 7ゲーミングルーター』のレビュー記事が、ゲーミングルーター導入をご検討している方に少しでもお役に立てれば幸いです。
以下、『TP-Link Archer GE800』とします。
Wi-Fi 7 について
『TP-Link Archer GE800』の大きな特徴として、ゲーミングルーターであり、【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】に次ぐ次世代のWi-Fi規格である【Wi-Fi 7】に対応している点です。
2023年12月22日の電波法施行新規則により、【Wi-Fi 7】は【Wi-Fi 6E】同様に2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域を利用し、最大通信速度46Gbpsまで高速化可能となりました。なお【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】のは最大通信速度は9.6Gbpsとなります。(※【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】のは最大通信速度は9.6Gbpsとなります。)
- 最大帯域幅 320MHz(6GHz帯)
- 変調方式 4096QAM(電気信号の変換効率向上により通信効率20%向上)
- マルチリソースユニット Multi-RU(1人のユーザーに複数のリソースユニット(RU)を割り当てて周波数利用効率を向上)
- マルチリンクオペレーション Multi-Link Operation(2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用)
- プレアンブル パンクチャリング Preamble Puncturing(電波干渉を避けて通信を高速化・安定化技術)
これらのWi-Fi 7の技術仕様を採用することにより、【Wi-Fi 5】の13倍、【Wi-Fi 6】の4.8倍の通信速度を実現することができます。
以下、【Wi-FI 6】【Wi-Fi 6E】【Wi-FI 7】の比較表です。
Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 | |
IEEE規格 | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11be |
最大データ伝送速 | 9.6Gbps | 9.6Gbps | 46Gbps |
周波数帯 | 2.4/5GHz | 2.4/5/6GHz | 2.4/5/6GHz |
帯域幅 | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160/240MHz |
変調方式 | 1024QAM | 1024QAM | 4096QAM |
ストリーム数 | 8 | 8 | 16 |
MLO | ー | ー | 対応 |
これらを見るだけでも【Wi-Fi 7】の方が【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】よりも速度の向上や安定性の向上が期待できます。
そこで、今回【Wi-Fi 7】規格に対応したゲーミングルーター『TP-Link Archer GE800』に注目です。
Wi-Fi 7の詳細については、TP-Linkのサイトで解説されている「Wi-Fi 7とは?何をもたらすもの?誰に必要? | TP-Link 日本」ページでご確認ください。
TP-Link Archer GE800について
『TP-Link Archer GE800』は2024年11月26日(火)に発売されたトライバンド Wi-Fi 7の無線LANルーターで、、米国において数々の賞に輝いた実績があり、ゲームの世界に革命を起こすための限界を超えた究極のゲーミングルーターです。
19GbpsのトライバンドWi-Fi 7により、11528Mbps(6GHz)+576GHz(5GHz)+1376GHz(2.4GHz)の超高速通信を実現し、大容量のデータ転送が必要な場面でもラグゼロの体験を提供します。
10GbpsのWAN/LANポート×2+2.5Gbps LANポート×4搭載により、オンライン対戦からVRゲームまで超低遅延でのプレイが可能で、ゲームブースト機能がPing値やジッターを最小化し、すべてのデバイスが最高のパフォーマンスを発揮できるよう最適化されており、プロゲーマーも納得の超高速通信を実現したハエインドゲーミングルーターとなっています。
TP-Linkのウェブサイトから『TP-Link Archer GE800』の特徴を抜粋すると、
- 19GbpsトライバンドWi-Fi 7:11528Mbps (6GHz) + 5764Mbps (5GHz) + 1376Mbps (2.4GHz) の超高速通信により、大容量ゲームも快適にプレイできます。
- 10Gbpsの次世代通信:10Gbps WAN/LANポート×2 + 2.5Gbps LANポート×4搭載で、広いネットワーク帯域による高速・安定した有線接続を提供し、プレイヤーの多様なニーズに応えます。
- ゲームブースト機能:ゲームアプリ・ゲーム機・モバイルゲーム・ゲームサーバーをブーストして、ジッター・ラグ・Pingを最小化。超低遅延で安定したゲーム体験をお届けします。
- 専用のゲームパネル:直感的で分かりやすい管理パネルからリアルタイムのインサイトデータ取得・各種設定が可能です。
- ゲーミング重視のデザイン:最適なアンテナ配置とロケットの発射台をイメージしたマルチカラーLEDが、高品質な接続と鮮やかな雰囲気をもたらします。
- TP-Link HomeShield:強力なウィルス対策機能がデバイスや個人情報をしっかりと保護するので、セキュリティリスクを気にせず、ゲームの世界に没入できます。
- EasyMesh互換:EasyMeshと互換性のあるルーターや中継器と組み合わせれば、お家全体をカバーする広範囲なメッシュWi-Fiを構築して快適なオンライン体験を実現します。
となっています。
詳しくは、『TP-Link Archer GE800』製品サイトをご確認ください。
TP-Link Archer GE800 製品仕様
『TP-Link Archer GE800』の製品仕様は、下記の通りです。
TP-Link Archer GE800 製品仕様 | |
ワイヤレス | |
Wi-Fi速度 | BE19000 • 6GHz: 11528Mbps (802.11be) • 5GHz: 5764Mbps (802.11be) • 2.4GHz: 1376Mbps (802.11be) |
動作モード | • ルーターモード • ブリッジモード (アクセスポイントモード) |
高度な機能 | • 320MHz帯域幅 • 4K-QAM • EasyMesh互換 • Alexa&Googleアシスタント対応 • IoTネットワーク |
セキュリティ | |
ネットワークセキュリティ | • SPIファイアウォール • アクセスコントロール • IP & MACバインディング • アプリケーション層ゲートウェイ • HomeShieldセキュリティ |
ゲストネットワーク | • 6GHzゲストネットワーク×1 • 5GHzゲストネットワーク×1 • 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
VPNサーバー | • OpenVPNサーバー • PPTP VPNサーバー • L2TP VPNサーバー • WireGuard VPNサーバー |
VPNクライアント | • Open VPNクライアント • PPTP VPNクライアント • L2TP VPNクライアント • WireGuard VPNクライアント |
Wi-Fi暗号化 | • WPA • WPA2 • WPA3 • WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ハードウェア | |
有線ポート | • 10Gbps SFP+/RJ45コンボWAN/LANポート×1 • 10Gbps WAN/LANポート×1 • 2.5Gbps LANポート×4 |
USB対応 | USB 3.0×1
• 対応フォーマット: • 機能: |
ソフトウェア | |
プロトコル | • IPv4 • IPv6 |
ゲームセンター | 1. ゲームブースト: • QoSでゲームアプリの接続を高速化 • ゲーミングポートでゲーム機の接続を高速化 • GPNゲームサーバーアクセラレーション • モバイルゲームの高速接続 • ブーストボタン 2. ゲームパネル: 3. ゲーム統計: 4. ゲーム専用バンド |
サービスキット | HomeShield |
保護者による制限 | HomeShield 保護者による制限 プロファイル作成 プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ ファミリータイム 就寝時間 オフ時間 利用時間割り当て 家族のオンライン時間ランキング インターネット一時停止 週次・月次レポート |
WANタイプ | • 動的IP • PPPoE • v6プラス • IPv6オプション • OCNバーチャルコネクト • Transix • クロスパス • v6コネクト • 静的IP • L2TP • PPTP |
クラウドサービス | • ファームウェアの自動アップデート • TP-Link ID • DDNS |
NAT転送 | • ポート転送 • ポートトリガー • DMZ • UPnP |
IPTV | • IGMPプロキシ • IGMPスヌーピング • ブリッジ • タグVLAN |
DHCP | • アドレス予約 • DHCPクライアントリスト • サーバー |
DDNS | • TP-Link • NO-IP • DynDNS |
管理 | • Tetherアプリ • Web管理画面 (GUI) |
TP-Link Archer GE800 パッケージ
『TP-Link Archer GE800』のパッケージです。
最初に『TP-Link Archer GE800』パッケージを見たときに、その大きさにビックリします! 単体ルーターにおいて過去1番のサイズ感と重量感があるパッケージとなっています。
TP-Linkのゲーミングルーター製品で使われている黒と赤を基調したパッケージカラーで、ゲーミングルーターらしいパッケージデザインです。
パッケージ表面の左上には「無線LAN世界シェア No.1」と「業界最高水準 3年保証」のバッジが記されており、TP-Linkの自信の表れでしょう。
パッケージは日本語表記となっており、パッケージ背面には『TP-Link Archer GE800』の特徴が記載されています。
パッケージ左側面には『TP-Link Archer GE800』の筐体の構造について記載されています。
パッケージ右側面には『TP-Link Archer GE800』のLEDについて記載されています。
パッケージの底面には、製品仕様、製品構成、カスタマーサポート情報、型番、シリアルナンバー、各種認証マークなどの製品情報が記載されています。
『TP-Link Archer GE800』パッケージを開封していきます。
パッケージを開いた状態です。
パッケージ内部の上側には「競争を支配する」と描かれており、このゲーミングルーターでゲームの頂点に立つことの意味合いが取れます。
その「競争を支配する」が描かれたボックスを取り出した状態です。
パッケージ内のArcher GE800本体です。
パッケージ内の全ての物を取り出した状態です。
「競争を支配する」が描かれたボックスには、付属品やガイドが収納されています。
「競争を支配する」が描かれたボックスの背面側には、ネットワークに繋ぐ6ステップが記載されています。
「競争を支配する」が描かれたボックスを開封していきます。最初にガイドが収納されたボックスが現れます。
そのボックスの下には、LANケーブルとリセット用ツールが現れます。
最後に電源アダプターと電源ケーブルが現れます。
「競争を支配する」が描かれたボックス内の全ての物を取り出した状態です。
Archer GE800本体です。
『TP-Link Archer GE800』パッケージ内容は、
- Archer GE800本体
- 電源アダプター
- 電源ケーブル
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
- サポートガイド
- Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について
- 保証書(修理に関するお問い合わせ窓口)
- GNU General Public License Notice
- リセット用ツール
となります。
付属紙媒体について
付属のガイド等の紙媒体についてです。
「かんたん設定ガイド」は、日本語専用となります。
詳細に説明されているお陰で、初心者の方やこの手の設定が苦手な方でもスムーズに進めることが出来るでしょう。
「Wi-Fi情報カード」は、初期接続情報が記載されています。
初期接続情報から変更した場合にはWi-Fi情報カードに記入しておき、シールタイプとなっているので紛失しないように貼り付けておくことも可能です。
「サポートガイド」は、Wi-Fi 7についてやTP-Link Wi-Fi 7対応製品に関するよくある質問の案内が書かれています。
「Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合は?」と「情報に関するお問い合わせ窓口」は、日本語説明となっています。
この「Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合は?」と「情報に関するお問い合わせ窓口」は問題が発生したときに確認するものなので通常見ることは無いでしょう。紛失しないように大事に保管しておきます。
「GNU General Public License Notice」は「GNU一般公衆利用許諾契約書」で、英語のみの記載となります。
TP-Link Archer GE800をチェックする!
『TP-Link Archer GE800』をチェックしていきます。
Archer GE800本体は、厳重に保護フィルムに包まれているので取り外します。
手前のボタンにも保護フィルムが貼られているので取り外します。
Archer GE800本体です。Archer GE800本体のカラーはブラックになります。
Archer GE800本体は独特な形状となっており、TP-Link側のコンセプトとしてロケットの発射台をイメージしたデザインとのことです。自分的なイメージではスターウォーズに出てくる機体を思い出しました。
左右の壁状の形状部分にそれぞれ4本の高性能アンテナ(合計8本の高性能アンテナ)が内蔵されており、Wi-Fi範囲を最大限に広げます。
Archer GE800本体のサイズは、幅約190mm×奥行き約285mm×高さ約225mmでした。
Archer GE800本体の重量は、約2190gでした。
Archer GE800本体の正面です。正面から見るとU文字の形状となっています。
中央にはTP-Linkのロゴが描かれています。
その下には4つのボタンが配置されています。
- 【WPS】ボタン:WPSボタンを押して、2分以内に接続したデバイス側でWPS操作を行うと自動でデバイスが接続されます。
- 【W-Fi】ボタン:2秒間長押しすると、Wi-Fi出力のオンオフが切り替えられます。
- 【ブースト】ボタン:ゲームモードを有効化します。再度2秒間長押しすると無効化します。
- 【LED】ボタン:LED表示をオンオフします。2秒程長押しするとLEDエフェクトを切り替えます。
Archer GE800本体の右側面です。
下側の三角形の部分と中央のライン上にLEDが組み込まれています。
Archer GE800本体の左側面です。
左側面と同様に、下側の三角形の部分と中央のライン上にLEDが組み込まれています。
Archer GE800本体の背面です。
背面の下側には、端子類やボタン類が集中しています。左側から
- 電源スイッチ
- Reset
- 2.5Gbps対応 LANポート(黒)×4口
- 10Gbps LANポート(青)×2口
- 10Gインターネットコンボポート×1口
- USB 3.0端子
- Power端子
が配置されています。
電源ボタンは、電源のオン/オフを行います。押し込むと電源が入ります。
Reset(リセット)ボタンは、付属のリセット用ツールを使って操作します。Reset(リセット)ボタンをLEDが青く点滅するまで長押しすることで工場出荷状態に戻ります。
2.5Gbps LANポートは、2.5Gbpsの速度に対応するポートです。PCやスイッチングハブなどの有線LAN機器を接続します。2.5Gbps LANポートの1ポート(左上)は、「GAMING PORT(ゲーミングポート)」となっています。QoSを有効とすると標準で通信を優先するように設定されており、デバイス通信を優先的処理し帯域不足に悩むこと無くゲームをプレイすることができます。
10Gbps LANポートは、10Gbpsの速度に対応するポートです。PCやスイッチングハブなどの有線LAN機器を接続します。
10Gインターネットコンボポートは、10Gbpsの速度に対応するルーターをインターネットに接続するポートです。コンボとなっているRJ45とSFP+は、どちらか片方しか使えません。RJ45はモデムやONU、壁のLANポートと接続し、SFP+は光ファイバー用のSFP+モジュールを接続します。
USB 3.0端子は、USBメモリなどのUSBストレージを接続します。
Power端子は、付属の電源アダプターを接続します。
Archer GE800本体の天面です。
中央部分は効率的に熱を逃がすことため格子状となっているので塞がないようにします。
Archer GE800本体の底面です。
底面中央に製品情報シールが貼られています。
底面には効率的に熱を逃がすことため格子状となっているので、底面を塞がないように設置します。
底面の四方にゴム製の滑り止めの足が備わっています。
手前側にLEDが配置されています。
付属のLANケーブルです。LANケーブルの長さは約142cmで、カテゴリー6e(CAT6E)仕様となっています。
付属の電源アダプターです。電源アダプターの周囲には、保護フィルムが巻かれています。
今回の電源アダプターはモダン的なデザインが採用されており、電源アダプターの周囲には光沢感のある素材が使われています。
左上にLEDインジケーターが配置されており、その周囲には波のようなデザインが採用されています。
電源アダプターのケーブルの長さは、約110cmです。
電源アダプターのサイズを計測したところ、横約116.5mm×縦約55.4mm×幅約34.5mmでした。
電源アダプターの重量は、約273gでした。
電源ケーブルです。電源ケーブルの長さは、約140cmです。
電源アダプターに電源ケーブルを接続した状態です。
リセット用ツールです。このリセット用ツールを使うことで、初期化して工場出荷状態に戻すことができます。
TP-Link Archer GE800の設置
『TP-Link Archer GE800』を設置します。
Mini-ITX仕様の自作PC横にArcher GE800本体を設置してみました。奥行きの長さは自作PCとほぼ同じで、そのサイズ感が良く分かります。見た目の迫力が凄くゲーミングルーターとしての存在感は抜群です。
Archer GE800本体にLANケーブルと電源アダプターを接続します。
配線が完了したので、Archer GE800本体の電源をオンにします。下記の動画は、電源オン直後の映像です。
電源投入後、ステータスLEDが赤と青が交互に点滅し、Archer GE800本体が起動します。
ステータスLEDの点灯状態は、次の通りです。
- 赤・青交互点滅:ルーターは起動処理中です。
- 赤点滅:インターネット接続を検出できません。
- オレンジ点滅:Wi-Fi機能が無効されています。
- 黄点滅:Wi-Fi機能が無効かつインターネット接続が検出できません。
- 青点滅:ルーターはファームウェア更新中/WPS待ち受け中/初期化処理中 のいずれかです。
最終的にステータスLEDが上記以外で、指定したLEDエフェクト(初期値:火のエフェクト)になっていればOKです。
今はまだインターネットに接続されていないので、赤点滅の状態になります。
以上で、Archer GE800本体の設置が完了しました。
TP-Link Tether アプリによる設定
『TP-Link Archer GE800』のネットワーク接続設定を行います。
ネットワーク設定は、スマートフォンで専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を使って設定する方法と、パソコンでウェブブラウザから設定する2種類の方法があります。
今回は、スマートフォンで専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を使って設定する方法で行っていきます。
App StoreまたはGoogle Playから専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」をダウンロードします。
ダウンロードした専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を起動します。
「利用規約とプライバシーポリシーに同意」と「ユーザーエクスペリエンス向上プログラムに参加する」ことを確認し、【続ける】を選択します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」が、ローカルネットワーク上のデバイスの検索および接続を求めてくるので、【許可】を選択します。
ローカルネットワーク権限を設定するため【設定に移動】を選択します。
既にローカルネットワーク権限を既に付与済みの場合は、【ローカルネットワーク権限を既に付与済み】を選択します。
ローカルネットワークの項目をオンにします。
TP-Link IDを所有していない場合には【TP-Link IDの作成】を、既にTP-Link IDを所有している場合は【ログイン】を選択します。
自分の場合TP-Link IDを所有済みのため【ログイン】を選択後、TP-Link IDのメールアドレスとパスワードを入力しました。
※TP-Link ID作成については、「TP-Link IDの作り方」サイトをご参照下さい。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」が通知に関する送信を求めてくるので、【許可】を選択します。
スマートフォンのシステム側のWi-FI設定で、[TP-Link_xxxx」のネットワークを探し設定接続します。
Wi-Fiに接続後、デバイスの検索が開始されます。
見つかったデバイスの中から【Archer GE800】を選択します。
Archer GE800本体とモデムをLANケーブルで接続します。
モデムの再起動を行います。
Archer GE800本体にログイン中です。
ログイン後、Archer GE800本体にアクセス・管理する際のパスワードを作成します。
Archer GE800本体にLANケーブルを差し込んだポートを選択します。
インターネット接続タイプを検出中です。
インターネットサービスプロバイダー(ISP)の情報を設定します。
2.4GHzと5GHzのWi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定します。
※スマートコネクト:2.4GHzと5GHzで共通のネットワーク名(SSID)とパワードを利用することで、スピードが速いWi-Fiに自動接続されます。
6GHzのWi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定します。
ファームウェアのアップデート時間を指定します。
インターネット接続タイプとWi-Fiネットワーク(SSIDとパスワード)の設定内容を確認し【適用】を選択します。
設定を適用中です。
ネットワークの接続を選択します。
【接続】を選択してWi-Fiネットワークに接続します。
Wi-Fiネットワークに接続中です。
Archer GE800本体にログイン中です。
ネットワークの接続を確認中です。
以上により、『TP-Link Archer GE800』のネットワーク接続が完了し、インターネットが利用可能となりました。
TP-Link Tether アプリについて
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」で特徴すべき機能は、
- 【スマートコネクト】機能:2.4GHz/5GHz/6GHzで共通のネットワーク名(SSID)とパスワードを利用でき(1つのSSIDだけ表示されます)、使用のワイヤレス端末は遠い方のWi-Fiに自動的に接続されます。
- 【OneMesh】機能:OneMeshデバイスをこのメッシュルーターに接続して、OneMeshネットワークを形成します。OneMeshネットワークでは、使用するモバイルデバイスの接続先が常に最適なものになるように調節されます。
- 【保護者による制限】機能:家族のオンライン時間制限の設定、インターネット履歴の確認、コンテンツのフィルタリングなどを行うことができます。
- 【ゲスト ネットワーク】機能:一時的にゲストに対してネットワークを開放することができます。
- 【LEDコントロール】機能:LEDインジケーターをオンオフすることができます。
- 【QoS】機能:特定の端末を一定期間、優先して通信を行うことができます。指定した端末はより広い帯域を割り当てられ、混雑したネットワークでもスムーズにデータを通信します。
などがあります。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」は分かりやすいインターフェースが採用されており、機能項目を見ることで初心者でも簡単に設定や確認を行うことができます。
ゲームアクセラレーション初期設定
『TP-Link Archer GE800』はゲーミングルーターと言うことで、初期設定として複数のゲームアクセラレーションを設定します。なお、後で設定することも可能です。
ゲームブーストの設定
ゲームブーストの設定として、ゲームストリームを自動的に検出することで最適化し、スマートフォン/コンソール/PCゲームやその他のゲームを高速化させます。
あらかじめ用意されたPC/コンソール/スマホゲーム用の専用チェンネルを設定し、他のアプリケーションからのネットワークへの影響を軽減させます。
現時点で対応されているゲームは下記の通りです。今後はバージョンアップにより対応が広がると予想します。
続いて、総帯域幅を設定します。
ゲームブーストの用意ができました。
ゲームブーストが有効になりました。
ゲームサーバー高速化の設定
ゲームサーバーの高速化の設定として、WTFast GPN(ゲーマー向けVPN)を使用し、ゲームサーバーへの接続を最適化して、Ping値の最小化とパケットロスを大幅に削減することができます。
ゲーミングLANポートの設定
ゲーミングLANポートの設定として、ゲームデバイスのトラフィックを自動的に優先させることで、必要な帯域幅を確保し、ゲームプレイに集中することができます。
ゲーム(ホーム画面)
『TP-Link Archer GE800』のゲーム(ホーム画面)です。
下メニューのホーム画面(ゲーム)では、
- ダウンロード/アップロード速度
- ゲームセンター
- ネットワークの状態
- クライアント
- ゲームの統計
- RGBエフェクト
- トラフィック使用量
- ゲストネットワーク
を設定確認することができます。
ゲームセンター
ゲームブースト・WTFast・ポート転送・ゲーミングLANポートの状況を確認します。
ネットワークの状態
ネットワークの状態とArcher GE800本体の状態を確認します。
クライアント
オンラインクライアントとオフラインクライアントの状態を確認します。
ゲームの統計
インサイトデータや、様々な期間におけるデバイス・アプリごとの通信履歴を確認します。
RGB エフェクト
RGBエフェクトの設定を行います。
LEDが組み込まれている箇所は、フロント、左側面中心、左側面下、右側面中心、右側面下の計5カ所です。
カスタマイズ可能なLEDを搭載しており、ゲーミングルーターとして気持ちを高めることができます。下記の動画は、LEDカスタマイズの一例の映像です。
トラフィック使用量
トラフィックの使用量(日/週)を確認します。
ゲストネットワーク
ゲストに対してゲストネットワークの解放の設定を行います。
サポート関連メニュー
ホーム画面(セキュリティ)の左上メニューを選択すると、
- 【マイデバイス】登録されているデバイスの管理を行います。
- 【Tetherラボ】現在のWI-Fiネットワークに接続されたすべての端末を調査し、潜在的なリスクを特定します。
- 【スマートライフ アシスタント】AlexaやGoogleアシスタントなどのスマートライフ アシスタントとの設定を行います。
- 【カスタマーサポート】機種毎によくある質問を確認することができます。
- 【アプリの設定】アプリに関する設定やバージョンを確認します。
を選択することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の右上+アイコンを選択すると、
- デバイスを追加
- このネットワークを共有(Wi-Fi情報の共有用のQRコード表示)
を選択することができます。
セキュリティ
下メニューの【セキュリティ】を選択すると、セキュリティに関する情報を確認設定することができます。
【セキュリティ】を選択すると、ネットワークスキャンが開始されます。
ネットワークスキャン完了後、セキュリティに何らかの問題がある場合【スキャンの詳細】を選択し内容を確認します。
セキュリティの詳細情報が表示されます。今回は新しいファームウェアバージョンが利用可能となっていたので【今すぐアップデート】を選択します。
アップデートを確認中です。
新しいファームウェアの情報が表示されます。
新しいファームウェアをダウンロード中です。
【インストール】を選択すると、新しいファームウェアがインストールされます。
新しいファームウェアのインストール中です。
新しいファームウェアのアップデートが完了しました。
新しいファームウェアにアップデートされたことにより、リスクが無くなりました。
家族
下メニューの【家族】を選択すると、保護者による制限を行うことができます。
保護者による制限を行うことで、子供のインターネット使用状況の確認や、接続可能な時間やコンテンツを制御することが可能です。
もっと
下メニューの【もっと】を選択すると、各種システムに関する設定を行うことができます。
具体的には、以下の設定を行うことができます。
- 【Wi-Fi 設定】スマートコネクトの設定、ネットワーク名、パスワードなどネットワークに関する設定を行います。
- 【ブロックリスト】ネットワークへのアクセスを拒否するデバイスを指定を行います。
- 【ルーターにVPNを設定する】ネットワークセキュリティを強化するためにVPNクライアントを有効にします。
- 【クイック セットアップ】セットアップに関する設定を再設定します。
- 【インターネット接続】インターネット接続状態を確認を行います。
- 【ゲスト ネットワーク】ゲストに対してゲストネットワークの解放の設定を行います。
- 【Iotネットワーク】2.4GHz Iotネットワーク/5GHz Iotネットワークの設定を行います。
- 【QoS】ゲーム通信を自動で検出・最適化し、混雑したネットワークを回避して、高速通信を維持ます。
- 【EasyMesh】EasyMeshメッシュネットワークの設定を行います。
- 【ネットワーク最適化】ネットワークの状態を解析しネットワークパフォーマンスの最適化を行います。
- 【ネットワーク診断】
- 【動作モード】ワイヤレス ルーター/アクセス ポイントの切り替えを行います。
- 【詳細設定】詳細設定に関する説明が表示されます。
- 【RGBエフェクト】RGBエフェクトの設定を行います。
- 【管理者】管理者の設定や追加の設定を行います。
- 【システム】システム時刻、ログイン アカウント、自動アップデート、フォームウェア アップデートに関する設定や再起動、既定の設定に戻すことができます。
TP-Link Archer GE800を使ってみる!
『TP-Link Archer GE800』を使ってみました。
我が家は二階建ての木造住宅で、一階はリビング15畳と和室6畳の2部屋、二階は10畳、6畳、6畳の3部屋と言う構成になっています。
ONUやルーターなどの通信機器関連は、二階のほぼ中央付近に設置しているので、Archer GE800本体も同場所に設置してみました。
インターネット回線は、「NURO 光 2ギガプラン」を利用しています。
Wi-Fiテスト
『TP-Link Archer GE800』のWi-Fi性能について確認してみました。
LANケーブル接続自作PC(参考)
先ずは参考として、Archer GE800本体からLANケーブルで接続している自作PCのインターネット速度を確認してみました。
結果、「NURO 光 2ギガプラン」のマックスの2Gbpsを実現しました。
我が家では、デスクトップPCを1階と2階に設置しており、Wi-Fiを利用してネットワーク通信を行っています。
それぞれのデスクトップPCでWi-Fiについて確認してみました。
デスクトップPC(1階・設置場所B)
先ずは1階のデスクトップPC(計測場所B)からです。
このデスクトップPCは、以前レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TXE75E | AXE5400 Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 PCIeアダプター』を使ってWi-FIを利用しています。

インターネット速度は、900Mbpsを実現しました。
参考として、従来のメッシュWi-F環境では1GHz前後のスピードが出ています。
単独のWi-Fiルーターとして1階と2階で離れた場所で有りながらメッシュWi-Fi環境と遜色の無いスピードが出ており『TP-Link Archer GE800 | BE19000トライバンドWi-Fi 7ゲーミングルーター』のポテンシャルは非常に高いと思われます。
デスクトップPC(2階・設置場所A)
次に2階のデスクトップPC(計測場所A)です。
このデスクトップPCは、以前レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TXE70UH | AXE5400 ハイパワーUSB Wi-Fi 6E子機』を使ってWi-Fiを利用しています。

周波数6GHzによるインターネット速度は、Wi-Fiでありながら1.5Gbpsを実現しました。
参考として周波数5GHz(2.4GHz/5GHz)によるインターネット速度は、1.1Gbpsを実現しました。
今回は、Wi-Fi 7環境(ルーター)とWi-Fi 6E環境(パソコン)の混合なので、今後Wi-Fi 7環境に統一されると高速でより安定したWi-Fi環境を構築できるでしょう。
最後に
この度『TP-Link Archer GE800 | BE19000トライバンドWi-Fi 7ゲーミングルーター』を使用できる機会を頂き感謝致します。
『TP-Link Archer GE800』は、PlayStationやNintendo Switch、ゲーミングパソコンを所有しているゲームを趣味にしている方のゲーム環境で使うルーターとして、最高の1台であると言う印象を受けました。正しくゲームの世界において勝利を掴むためのゲーミングルーターでしょう。
ゲームをプレイしない方には、無用な長物かと言うとそうでもなく、とにかく高性能なルーターが欲しいと言う方には選択肢に入るルーターです。
これまで見てきたルーターには無い独特なデザインが採用されており、そのロケットの発射台をイメージしたデザインは、随所に組み込まれたLEDと相まってゲーミングルーターとして否応なくゲームプレイ時のテンションを上げてくれます。
Wi-Fi性能は、19GbpsのトライバンドWi-Fi 7により、11528Mbps(6GHz)+576GHz(5GHz)+1376GHz(2.4GHz)の超高速通信で、現在のWi-Fiルーターにおいて最高峰のWi-Fiスピードを実現してくれます。
有線接続においても10Gbps WAN/LANポート×2 + 2.5Gbps LANポート×4搭載で、広いネットワーク帯域による安定した高速通信を実現しています。
無線・有線両方において妥協の無いスピード感を体験・実現できるルーターとなっています。
『TP-Link Archer GE800』はゲーミングルーターとしてゲームブースト機能が搭載されており、ゲームアプリ、ゲーム機、モバイルゲーム、ゲームサーバーと言ったあらゆるゲーム環境にブーストすることで、ジッター、ラグ、Pingを最小化でき、これにより超低遅延で安定したゲームプレイが可能となっています。
更に「GAMING PORT(ゲーミングポート)」にPlayStationやNintendo Switch、ゲーミングパソコンなどのゲームデバイスを接続することで、デバイス通信を優先的に処理することができ、集中してゲームをプレイすることができます。
情報管理としては、インサイトデータやデバイス・アプリごとの通信履歴の確認、ネットワーク接続の状態・ルーターのパーフォーマンス、LEDライティング設定、ブーストされたゲーム、ゲーミングギアのデータを、TetherアプリやWeb管理画面からの管理パネルで事細かくリアルタイム状況を把握することができ大変便利です。
強力なウィルス対策機能でデバイスや個人情報をしっかりと保護するTP-Link HomeShield搭載で、セキュリティリスクを気にすること無くゲームに集中してプレイすることができたり、EasyMeshと互換性のあるルーターや中継器と組み合わせることで、メッシュWi-Fiを構築することができたりと将来的にも安心できます。
ゲームをプレイしない人にとっては手を出しにくいルーターかもしれませんが、ゲームをプレイする方には、ライバルに差をつける最高のゲーミングWi-Fiルーターとして、ゲームをプレイしない方でも最高峰のWi-Fiルーターとして、オススメの『TP-Link Archer GE800 | BE19000トライバンドWi-Fi 7ゲーミングルーター』です。
TP-Link Archer GE800に関するウェブサイト
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