【PRレビュー】TP-Link Archer BE450 | BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター
この度、TP-Link社より『TP-Link Archer BE450 | BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』をご提供頂き、PRレビュー記事を作成しました。
今回作成しました『TP-Link Archer BE450 | BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』のレビュー記事が、Wi-Fi 7 ルーター導入をご検討している方に少しでもお役に立てれば幸いです。
以下、『TP-Link Archer BE450』とします。
Wi-Fi 7 について
『TP-Link Archer BE450』の大きな特徴として【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】に次ぐ次世代のWi-Fi規格である【Wi-Fi 7】に対応している点です。
2023年12月22日の電波法施行新規則により、【Wi-Fi 7】は【Wi-Fi 6E】同様に2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域を利用し、最大通信速度46Gbpsまで高速化可能となっています。なお【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】のは最大通信速度は9.6Gbpsとなります。
- 最大帯域幅 320MHz(6GHz帯)
- 変調方式 4096QAM(電気信号の変換効率向上により通信効率20%向上)
- マルチリソースユニット Multi-RU(1人のユーザーに複数のリソースユニット(RU)を割り当てて周波数利用効率を向上)
- マルチリンクオペレーション Multi-Link Operation(2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用)
- プレアンブル パンクチャリング Preamble Puncturing(電波干渉を避けて通信を高速化・安定化技術)
これらのWi-Fi 7の技術仕様を採用することにより、【Wi-Fi 5】の13倍、【Wi-Fi 6】の4.8倍の通信速度を実現することができます。
以下、【Wi-FI 6】【Wi-Fi 6E】【Wi-FI 7】の比較表です。
Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 | |
IEEE規格 | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11ax | IEEE 802.11be |
最大データ伝送速 | 9.6Gbps | 9.6Gbps | 46Gbps |
周波数帯 | 2.4/5GHz | 2.4/5/6GHz | 2.4/5/6GHz |
帯域幅 | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160MHz | 20/40/80/160/240MHz |
変調方式 | 1024QAM | 1024QAM | 4096QAM |
ストリーム数 | 8 | 8 | 16 |
MLO | ー | ー | 対応 |
これらを見るだけでも【Wi-Fi 7】の方が【Wi-Fi 6】【Wi-Fi 6E】よりも速度の向上や安定性の向上が期待できます。
【Wi-Fi 7】は、超高速通信を実現させる規格ではあるのですが、ネックとして出始めたばかりであるため高価であるという点です。
そこで今回Wi-Fi 7 ルーターの中では、安価で購入することができる『TP-Link Archer BE450』に注目です。
なお、Wi-Fi 7についてはTP-Linkのサイトで解説されているので、Wi-Fi 7の詳細に関しては「Wi-Fi 7とは?何をもたらすもの?誰に必要? | TP-Link 日本」ページでご確認ください。
TP-Link Archer BE450について
『TP-Link Archer BE450』は、2024年10月24日(木)に発売された、縦置き・横置き・壁掛けにも自由自在に対応し、デザイン性能も妥協しない、どんな空間にもフィットするWi-Fi 7 無線LANルーターです。
Wi-Fi性能は、最大7200Mbpsの圧倒的な速度と、最新のWi-Fi 7テクノロジーに対応し、複数デバイスの同時接続も快適な通信環境を実現します。更に10Gポートを搭載し、有線接続時においても最高のスループットを実現します。
これらは、初めてのユーザーでも、数ステップで設定が完了することができる簡単セットアップにより、次世代のネットワーク環境を手に入れることができます。
TP-Linkのウェブサイトから『TP-Link Archer BE450』の特徴を抜粋すると、
- 7.2GbpsデュアルバンドWi-Fi 7:高速で安定した接続を可能にし、スムーズな4K/8Kストリーミング・快適なAR/VRゲーム・超高速ダウンロードをお楽しみいただけます。
- MLO(Multi-Link Operation):複数の周波数帯域とチャンネルでデータを同時に送受信できるようになり、高スループット、低遅延でより安定したネットワークの利用が可能です。
- 10G&2.5G有線接続:10Gbps WAN/LANポート×1・2.5Gbps WAN/LANポート×1・1Gbps LANポート×3を搭載し、高速なデータ通信を実現します。
- 柔軟な設置方法:縦、横、壁掛けなど自由に置くことができるため、スペースも節約できます。
- EasyMesh:EasyMesh技術と互換性のあるネットワーク機器と連携させることで、シームレスなメッシュWi-Fi環境を構築することも可能です。
- かんたんセットアップで手軽に利用:Tetherアプリを使えば、ネットワーク管理も楽々です。
- TP-Link HomeShield:TP-Linkのセキュリティサービスが、ご家庭のネットワークを様々なサイバー攻撃から守ります。
- 優れた互換性:全Wi-Fi世代と幅広いインターネットサービスプロバイダーに対応しています。
となっています。
詳しくは、『TP-Link Archer BE450』製品サイトのページでご確認下さい。
TP-Link Archer BE450 製品仕様
『TP-Link Archer BE450』の製品仕様は、下記の通りです。
TP-Link Archer BE450 製品仕様 | |
ワイヤレス | |
Wi-Fi速度 | BE7200 • 5GHz:5764Mbps • 2.4GHz:1376Mbps |
Wi-Fi範囲 | 3LDK 内蔵アンテナ 複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーします ビームフォーミング |
Wi-Fi性能 | 高(High) デュアルバンド 最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます MU-MIMO OFDMA エアタイムフェアネス DFS 4ストリーム |
高度な機能 | • MLO(Multi-Link Operation) • 4K-QAM • Multi-RU • EasyMesh • Alexa&Googleアシスタント対応 • IoTネットワーク |
ワイヤレスモード | • ルーターモード • ブリッジモード (アクセスポイントモード) |
セキュリティ | |
ネットワークセキュリティ | • SPIファイアウォール • アクセスコントロール • IP&MACバインディング • アプリケーションレイヤーゲートウェイ • HomeShieldセキュリティ |
ゲストネットワーク | • 5GHzゲストネットワーク×1 • 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
VPNサーバー | • OpenVPNサーバー • PPTP VPNサーバー • L2TP VPNサーバー • WireGuard VPNサーバー |
VPNクライアント | • Open VPNクライアント • PPTP VPNクライアント • L2TP VPNクライアント • WireGuard VPNクライアント |
Wi-Fi暗号化 | • WPA • WPA2 • WPA3 • WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ハードウェア | |
有線ポート | • 10Gbps WAN/LAN×1 • 2.5Gbps WAN/LAN×1 • 1Gbps LAN×3 |
USB対応 | USB 3.0×1
• 対応フォーマット: • 対応機能: |
ボタン | • 電源オン/オフボタン • Wi-Fi/LEDボタン • WPSボタン • リセット(初期化)ボタン |
電源 | 12V ⎓ 2.5A |
ソフトウェア | |
プロトコル | • IPv4 • IPv6 |
サービスキット | HomeShield |
EasyMesh | EasyMesh対応 |
保護者による制限 | HomeShield保護者による制限 プロファイル作成 プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ ファミリータイム 就寝時間 オフタイム 利用時間割り当て 家族のオンライン時間ランキング インターネット一時停止 週次・月次レポート |
WANタイプ | • 動的IP • PPPoE • v6プラス • IPv6オプション • OCNバーチャルコネクト • Transix • クロスパス • v6コネクト • 静的IP • L2TP • PPTP |
QoS | 端末ごとのQoS |
クラウドサービス | • ファームウェアの自動アップデート • TP-Link ID • DDNS |
NAT転送 | • ポート転送 • ポートトリガー • DMZ • UPnP |
IPTV | • IGMPプロキシ • IGMPスヌーピング • ブリッジ • タグVLAN |
DHCP | • アドレス予約 • DHCPクライアントリスト • サーバー |
DDNS | • TP-Link • NO-IP • DynDNS |
管理 | • Tetherアプリ • Web管理画面 (GUI) |
その他 | |
システム要件 | Internet Explorer 11以上、Firefox 12.0以上、Chrome 20.0以上、 Safari 4.0以上またはJavaScriptが有効になっているブラウザ
ケーブルまたはDSLモデム(必要な場合) |
認証 | CE/FCC/RoHS/技適 |
動作環境 | • 動作温度:0℃~40℃(32℉~104℉) • 動作湿度:10%~90% 結露を避けてください |
TP-Link Archer BE450 パッケージ
『TP-Link Archer BE450』のパッケージです。
今回の『TP-Link Archer BE450』パッケージは、シンプルでコストを抑えた的なパッケージとなっています。
手前に、製品名や技適マーク、リサイクルマーク、シリア番号などが記載された製品シールが貼られています。
『TP-Link Archer BE450』パッケージを開封していきます。
『TP-Link Archer BE450』パッケージ内容は、
- Archer BE450本体
- スタンド
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
- Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について
- 保証書(修理に関するお問い合わせ窓口)
- GNU General Public License Notice
- サポートガイド
- デジタル特典
となります。
付属紙媒体について
付属のガイド等の紙媒体についてです。
「かんたん設定ガイド」は、日本語専用となります。
日本語で詳細に説明されており、初心者の方や設定が苦手な方でも問題無く進めることができます。
「Wi-Fi情報カード」は、初期接続情報が記載されています。
初期接続情報から変更した場合にはWi-Fi情報カードに記入しておき、シールタイプとなっているので紛失しないように貼り付けておくことも可能です。
「Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について」と「お問い合わせについて」は、日本語説明となっています。
この「Wi-Fi 7製品にWi-Fi接続できない場合について」と「お問い合わせについて」は問題が発生したときに確認するものなので通常見ることは無いでしょう。大事に保管しておきましょう。
「GNU General Public License Notice」は「GNU一般公衆利用許諾契約書」で、英語のみの記載となります。
「デジタル特典」は、Amazon.co.jp限定商品 デジタル特典としてPC・スマホ用壁紙をダウンロードすることができます。
「サポートガイド」は、TP-Link Wi-Fi 7に関するよくある質問を確認することができます。また、製品の使い方や設定でお困りの場合に、電話サポートの連絡先が記載されています。
TP-Link Archer BE450をチェックする!
『TP-Link Archer BE450』をチェックしていきます。
Archer BE450本体の筐体カラーは黒、サイズは横176mm×縦200mm×奥行き59mmとなります。
サイド部分からセンターに掛けて緩やかに膨らんでいるデザインで、アンテナは内蔵式のシンプルでスタイリッシュなデザインとなります。更にシンプルで有りながら存在感を感じさせる美しいスタイルを実現しています。
Archer BE450本体の正面です。
右上にTP-Linkのロゴマークが記されています。
Archer BE450本体の左側です。
Archer BE450本体の左側には、LEDインジケータ(Power, 2.4GHz Wi-Fi, 5GHz Wi-Fi, Internet, LAN, USB, WPS)が配置されています。
- 【Power】電源が入ると点灯します。点滅は処理中、点灯は正常起動中を示します。
- 【2.4GHz】2.4GHz Wi-Fi機能が動作している場合に点灯します。
- 【5GHz】5GHz Wi-Fi機能が動作している場合に点灯します。
- 【Internet】ルーターのインターネット(WAN)ポートの状態を示します。機器が接続されている場合はオレンジ、インターネット接続を検知されている場合は白に点灯します。
- 【LAN】ルーターのLANポートに機器が接続されると点灯します。
- 【USB】ルーターのUSBポートに機器が接続されると点灯します。アクセス中は点滅する場合があります。
- 【WPS】WPS機能が作動している際に点灯します。
Archer BE450本体の右側です。
Archer BE450本体の右側には、ポート類とボタンが配置されています。
上側には、各ボタンが配置されています。
- 【LED/Wi-Fiボタン】1秒間長押しするとルーターのLEDのオン/オフが切り替わります。3秒間長押しするとWi-Fi機能のオン/オフを切り替えます。
- 【Reset】ホール内のボタンを5秒間長押しすると、工場出荷状態に戻します。
- 【WPS】1秒間長押しするとWPS接続が有効になります。
中央には、WAN/LANポートが配置されています。
- 【LAN3】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【LAN2】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【LAN1】パソコンやハブ、有線LAN対応機器を接続します。
- 【2.5G WAN/LAN】2.5Gbpsの速度に対応するポートです。出荷時はモデム、インターネット回線に接続するWANとして設定されています。
- 【10G WAN/LAN】10Gbpsの速度に対応するポートです。出荷時はモデム、インターネット回線に接続するWANとして設定されています。
下側には、USBポートと電源関連が配置されています。
- 【USB 3.0】ハードディスクやメモリを接続します。
- 【On/Off】電源スイッチ
- 【Power】電源アダプター端子
Archer BE450本体の背面です。
背面には製品情報シールが貼られています。
中央には2箇所の凹みが有り、その凹み箇所に付属のスタンドを取り付けることで壁掛けや横置きに対応できます。
なお、壁に取り付ける際の取付け用ビスは付属されていないので、別途用意する必要がります。
Archer BE450本体の天面です。
天面の周囲には熱を効率的に逃がすため格子状となっており、天面を塞がないように設置します。
Archer BE450本体の底面です。
底面にも熱を効率的に逃がすことため格子状となっています。底面を塞がないように設置します。
底面には2箇所の凹みが有り、その凹み箇所に付属のスタンドを取り付けることで安定した設置状態を実現できます。
付属のスタンドです。この付属のスタンドをArcher BE450本体の底面に取り付けます。
Archer BE450本体の底面にスタンドを装着した状態です。
スタンド底面には、ゴム足が施されており滑り止めとなっています。
付属のLANケーブルです。
LANケーブルの長さは約145cmで、カテゴリー6A仕様となっています。
LANケーブルはフラットケーブルで、幅約8mm×厚み約2.5mmとなります。
LANケーブルのコネクタ先端です。
付属の電源アダプターです。電源アダプターのケーブルの長さは約150cmです。
電源アダプターのサイズを計測したところ、横約44.3mm×縦約76mm×厚み37.7mmでした。
電源アダプターの重量は、約120.5gでした。
TP-Link Archer BE450の設定
『TP-Link Archer BE450』を設定していきます。
Archer BE450本体にLANケーブルを接続し、続いて、電源アダプターを接続し電源をONにします。
Archer BE450本体の電源が入ると【Power】のLEDインジケーターが点灯します。
しばらくすると続いて【2.4GHz】【5GHz】のLEDインジケーターが点灯します。
最終的にインターネット接続を検知すると【Internet】のLEDインジケーターが点灯します。
以上で、Archer BE450本体の準備が完了しました。
TP-Link Tether アプリによる設定
アプリを使ってArcher BE450本体のネットワーク設定を行っていきます。
ネットワーク設定は、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を使う方法と、パソコンによるウェブブラウザを使って設定する2通りの方法があります。
今回は、専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」でネットワーク設定を行っていきます。
App StoreまたはGoogle Playから専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」をダウンロードします。
ダウンロードした専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を起動します。
「利用規約とプライバシーポリシーに同意」と「ユーザーエクスペリエンス向上プログラムに参加する」ことを確認し【続ける】を選択します。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」がローカルネットワーク上のデバイスの検索および接続を求めてくるので【許可】を選択します。
ローカルネットワーク権限を設定するため【設定に移動】を選択します。
既にローカルネットワーク権限を既に付与済みの場合は、【ローカルネットワーク権限を既に付与済み】を選択します。
ローカルネットワークの項目をオンにします。
TP-Link IDでログインを行います。TP-Link IDを所有していない場合には【TP-Link IDの作成】を、既にTP-Link IDを所有している場合は【ログイン】を選択します。
自分の場合TP-Link IDを所有済みなので【ログイン】を選択後、TP-Link IDのメールアドレスとパスワードを入力しました。
TP-Link ID作成については、TP-Link IDの作り方サイトをご参照下さい。
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」が通知に関する送信を求めてくるので【許可】を選択します。
iPhoneの場合、Touchi ID ログインを有効にすると、指紋で素早くログイン認証することができます。
マイデバイスとして新しいデバイスを追加します。
デバイスが検出されない場合には、【デバイスを追加】を選択します。
【スタンダートルーター】を選択します。
Archer BE450本体のLEDインジケーター(【Power】【2.4GHz】【5GHz】【Internet】)を確認し、【LEDが点灯しています】を選択します。
【カメラとスキャンを有効にします】を選択して、Archer BE450本体の背面にあるQRコードを読み取ります。
【接続】を選択してWi-FIネットワークに接続します。
デバイスの検索が開始されます。
Archer BE450が見つかった後、【このデバイスをセットアップ】を選択します。
Archer BE450本体のWANポートにLANケーブルを接続、またはLANケーブルがWANポートに接続されていることを確認し【→】を選択します。
Archer BE450本体にアクセス・管理するためのパスワードを設定します。
LANケーブルが差し込まれているポートを選択します。
インターネット接続タイプを検出中です。
インターネット接続情報を設定し【次へ】を選択します。
次にWi-Fiネットワークを作成します。
Wi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワードを設定します。規定のWi-Fi設定を使用する場合は【規定のWi-Fi設定を使用する】を選択します。
Archer BE450本体の自動アップデートを行う際の時間帯を設定し、【自動アップデートを有効にする】を選択します。
これまでの設定内容を確認し、【適用】を選択します。
設定が適用されています。
Archer BE450本体にログイン中です。
ネットワークの接続を確認中です。
インターネットが利用可能となりました。
TP-Link Tether アプリについて
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」で特徴すべき項目は、
- 「スマートコネクト」機能:2.4GHz/5GHz/6GHzで共通のネットワーク名(SSID)とパスワードを利用でき(1つのSSIDだけ表示されます)、使用のワイヤレス端末は遠い方のWi-Fiに自動的に接続されます。
- 「OneMesh」機能:OneMeshデバイスをこのメッシュルーターに接続して、OneMeshネットワークを形成します。OneMeshネットワークでは、使用するモバイルデバイスの接続先が常に最適なものになるように調節されます。
- 「保護者による制限」機能:家族のオンライン時間制限の設定、インターネット履歴の確認、コンテンツのフィルタリングなどを行うことができます。
- 「ゲスト ネットワーク」機能:一時的にゲストに対してネットワークを開放することができます。
- 「LEDコントロール」機能:LEDインジケーターをオンオフすることができます。
- 「QoS」機能:特定の端末を一定期間、優先して通信を行うことができます。指定した端末はより広い帯域を割り当てられ、混雑したネットワークでもスムーズにデータを通信します。
などとなっています。このスマホアプリ「TP-Link Tether」は分かりやすいインターフェースが採用されており、項目を見ることで初心者でも簡単に設定や確認を行うことができます。
ホーム画面
専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」の【Archer BE450】ホーム画面(ネットワーク)です。
このホーム画面(ネットワーク)では、
- ダウンロード速度
- アップロード速度
- ネットワークの状態
- クライアント
- トラフィック使用量
- レポート
を確認することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の左上メニューを選択すると、
- 【マイデバイス】登録されているデバイスの管理を行います。
- 【Tetherラボ】現在のWI-Fiネットワークに接続されたすべての端末を調査し、潜在的なリスクを特定します。
- 【スマートライフ アシスタント】AlexaやGoogleアシスタントなどのスマートライフ アシスタントとの設定を行います。
- 【カスタマーサポート】機種毎によくある質問を確認することができます。
- 【アプリの設定】アプリに関する設定やバージョンを確認します。
を選択することができます。
ホーム画面(ネットワーク)の右上+アイコンを選択すると、
- デバイスを追加
- このネットワークを共有
を選択することができます。
【このネットワークを共有】では、Wi-Fi情報の共有としてQRコードが表示されます。
セキュリティ
【セキュリティ】を選択すると、セキュリティに関する情報を確認設定することができます。
有料版のSecurity+にアップグレードを行うことにより、更に強固なセキュリティを構築することができます。
セキュリティ画面に移動するとネットワークスキャンが始まります。
ネットワークスキャンが完了しました。
セキュリティに何らかの問題がある場合【スキャンの詳細】を選択し、詳細内容を確認します。
今回、新しいファームウェアとWi-Fiパスワードの強度不足が確認されました。なお、Wi-Fiパスワードの強度不足については、今回テスト用に簡単なパスワードを設定したので無視することにします。
ファームウェアのアップデートを実施します。
新しいファームウェアが確認できたので、【すべてアップデート】を選択します。
新しいファームウェアのダウンロードが開始されます。
新しいファームウェアのインストール準備が完了したので、【インストール】を選択します。
新しいファームウェアのインストール中です。
ファームウェアのアップデートが完了しました。
セキュリティ画面で、Wi-Fiパスワードの強度不足以外の正常を確認することができました。
家族
【家族】を選択すると、保護者による制限を行うことができます。
保護者による制限を行うことで、子供のインターネット使用状況の確認や、接続可能な時間やコンテンツを制御することが可能です。
もっと
【もっと】を選択すると、各種システムに関する設定を行うことができます。
具体的には、以下の設定を行うことができます。
- 【Wi-Fi 設定】スマートコネクトの設定、ネットワーク名、パスワードなどネットワークに関する設定を行います。
ここで、2.4GHz・5GHz・6GHzの複数周波数帯を同時利用することができるWi-Fi 7 機能のマルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation・MLO)を使ったネットワークを設定することができます。
- 【レポート】週次・月次で、ネットワークまたは保護者による制限による状況を確認します。
- 【ブロックリスト】ネットワークへのアクセスを拒否するデバイスを指定を行います。
- 【QoS】特定のデバイスに優先順位を付ける設定を行います。
- 【ルーターにVPNを設定する】ネットワークセキュリティを強化するためにVPNクライアントを有効にします。
- 【クイック セットアップ】セットアップに関する設定を再設定します。(※設定によってリモート管理での変更はできません。)
- 【インターネット接続】インターネット接続状態を確認を行います。
- 【ゲスト ネットワーク】ゲストに対してゲストネットワークの解放の設定を行います。
- 【Iotネットワーク】2.4GHz Iotネットワーク/5GHz Iotネットワークの設定を行います。
- 【EasyMesh】EasyMeshメッシュネットワークの設定を行います。
- 【エコモード】Wi-Fiの接続時間やLEDインジケーターの点灯時間を抑制し、消費電力を抑え電気代の節約に繋げます。
- 【ネットワーク最適化】ネットワークの状態を解析しネットワークパフォーマンスの最適化を行います。
- 【動作モード】ワイヤレス ルーター/アクセス ポイントの切り替えを行います。(※設定によってリモート管理での変更はできません。)
- 【詳細設定】詳細設定に関する説明が表示されます。
- 【LEDコントロール】時間帯によってLEDインジケーターの点灯設定を行います。
- 【管理者】管理者の設定や追加の設定を行います。
- 【システム】システム時刻、ログイン アカウント、自動アップデート、ファームウェア アップデートに関する設定や再起動、既定の設定に戻すことができます。
TP-Link Archer BE450を使ってみる!
実際に『TP-Link Archer BE450』を使ってみました。
我が家は二階建ての木造住宅で、一階はリビング15畳と和室6畳の2部屋、二階は10畳、6畳、6畳の3部屋と言う構成になっています。
ONUやルーターなどの通信機器関連は、二階のほぼ中央付近に設置しているので、Archer BE450本体も同場所に設置してみました。
なお、インターネット回線は、「NURO 光 2ギガプラン」を利用しています。
Wi-Fiについて
『TP-Link Archer BE450』のWi-Fi性能について確認してみました。
我が家ではデスクトップPCを1階と2階に設置しており、それぞれのデスクトップPCでWi-Fiの速度について確認してみました。
LANケーブル接続自作PC(参考)
先ずは参考として『TP-Link Archer BE450』からLANケーブルで接続している自作PCのインターネット速度を確認してみました。
結果、「NURO 光 2ギガプラン」マックス 2Gbpsを超えるスピードを実現しました。
Archer BE450本体には、2.5Gbps対応LANポートと10Gbps対応LANポートがそれぞれ装備されており、2.5Gbps対応のネットワークハブを使うことで、超高速の有線ネットーワーク環境を構築することが可能です。
デスクトップPC(1階・設置場所B)
先ずは1階のデスクトップPC(計測場所B)からです。
このデスクトップPCは、以前レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TXE75E | AXE5400 Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 PCIeアダプター』を使ってWi-FIを利用しています。
インターネット速度は、1Gbpsを実現しました。1階と2階で離れた場所でありながらWi-Fi通信で1Gbpsの速度が出ることに驚きを感じさせます。
デスクトップPC(2階・設置場所A)
次に2階のデスクトップPC(計測場所A)です。
このデスクトップPCは、以前レビュー記事で掲載した『TP-Link Archer TXE70UH | AXE5400 ハイパワーUSB Wi-Fi 6E子機』を使ってWi-Fiを利用しています。
インターネット速度は、1.4Gbpsを実現しました。2階と言うことで、Archer BE450本体と自作PCは近い距離ではあるのですが、それでも1Gbpsを余裕で超えて1.4Gbpsを実現しているのは驚きです。
最後に
この度はレビュアーとして『TP-Link Archer BE450 | BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』を使用できる機会を頂き感謝致します。
『TP-Link Archer BE450』は、Wi-Fi 7導入の敷居を低くしてくれるWi-Fi 7ルーターであると言う印象を受けました。
デュアルバンドWi-Fi(2.4Ghz:1376Mbps+5GHz:5764Mbps)により最大7.2Gbpsの速度を実現できることで、高速で快適なネットワーク通信により、スムーズな4K/8Kストリーミングや快適なAR/VRゲームを・超高速ダウンロードなどを楽しむことができます。
『TP-Link Archer BE450』の10Gbps WAN/LANポート×1と2.5Gbps WAN/LANポート×1と1Gbps LANポート×3搭載により、ネットワークハブを使わなくても複数台のPCで超高速有線接続を実現でき、自分の場合NURO 光のポテンシャルを最大限に高めることができます。
複数の周波数帯域とチャンネルでデータを同時に送受信できるMLO(Multi-Link Operation)により、有線ネットワーク並の高スループット、遅延レベルを実現することができます。
『TP-Link Archer BE450』1台で、Wi-Fi環境、有線LAN環境と自分の思うネットワーク環境を構築することができます。
将来、ネットワーク環境の場が広がれば、『TP-Link Archer BE450』は、EasyMesh技術と互換性のあるネットワーク機器と連携させることで、メッシュWi-FI環境を構築することができるのも便利な点です。最新のWi-Fi 7だからこそ将来の不安を取り除くことができます。
Wi-Fi 7対応の『TP-Link Archer BE450』は、コストパフォーマンスの高さと専用スマートフォンアプリ「TP-Link Tether」を使うことで手軽にセットアップや管理が可能となっており導入の敷居は低いでしょう。
今回、対応する端末がWi-Fi 7に対応していなかったため、Wi-Fi 6Eの端末を使ってレビューを作成しましたが、それでも十分に『TP-Link Archer BE450』の良さを実感することができました。今後、Wi-Fi 7対応の端末やWi-Fi 7対応無線LANアダプターが登場すれば、有線LANも必要なくなってくるのではないでしょうか。
最先端技術であるWi-Fi 7対応のルーターでありながらコストパフォーマンスの高さが素晴らしく、全Wi-Fi世代と幅広いインターネットサービスプロバイダー対応の『TP-Link Archer BE450 | BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター』は、取りあえず “最先端のWi-Fi 7ルーターを導入したい!” と言う方に最適な一台です。
TP-Link Archer BE450に関するウェブサイト
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